開票状況を受けて記者会見に臨む(左から)日本維新の会の片山虎之助共同代表、松井一郎代表、吉村洋文副代表ら=大阪市北区で2021年10月31日午後9時58分、藤井達也撮影 日本維新の会は10月31日投開票の衆院選で、公示前勢力(11議席)を大きく上回る41議席を獲得し、第3党に躍進した。比例代表では北海道を除く10ブロックで議席を確保し、目標とする「全国政党化」への足場を築いた。2017年の前回衆院選では旧希望の党と連携し、「非自民の保守票」の獲得を目指して伸び悩んだ維新は、独自の立場をアピールし、底上げにつなげた。 維新の松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、大阪市内での記者会見で「日本に構造改革が必要と言い続けてきたことが議席増につながった」と分析した。共同代表の片山虎之助参院議員は「自公勢力もだめ、立憲民主党や共産党を勝たせてもだめ、維新が日本のために必要だった」と強調した。 17年衆院