Kindle Unlimitedで出ていたので読んでみました。最近では「キズパワーパッド」などの市販品も売られていてそこそこの知名度がある「湿潤治療」のパイオニアの先生による著書。個人的に今、数針縫う傷で治療中なので傷の修復に興味をもって読んでみたところ、思いのほか興味深い本でした。 湿潤治療とは、傷口を消毒しガーゼなどで乾燥させるという従来の傷や火傷の治療とは異なり、傷口から出てくる浸出液(いわゆるジュクジュク)で傷口を湿らせた状態を維持し傷を治すという治療法です。怪我の時に傷口から出てくる浸出液には細胞成長因子が多く含まれているので、それを積極的に利用しようという方法です。 最近では「キズパワーパッド」などの市販品も売られていてそこそこの知名度がある湿潤治療ですが、著者の先生がこの治療法を発表した当初は、従来の治療法を支持する人たちからの風当たりは相当あったそうです。 本書では、従来の
![【読書】夏井睦著「傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学~」を読みました。 - 煩悩退散!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9720d33c3fae851154e2ef6b61f04a7af4254b35/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41h24KpauxL.jpg)