所得税の減税の方法として知られるものとして医療費控除がある。これは病院・医院や歯科医に支払った金銭について所得が減額され、その結果、所得税が減税されるものである。では、医療費控除によってどれだけ所得が減らされるのか。ここではその計算方法について説明する。 公認会計士・税理士。田園調布坂上事務所代表。広島県出身。大学院博士前期課程修了後、ソフトウェア開発会社入社。退職後、公認会計士試験を受験して2006年合格。2010年公認会計士登録、2016年税理士登録。監査法人2社、金融機関などを経て2018年4月大田区に会計事務所である田園調布坂上事務所を設立。現在、クラウド会計に強みを持つ会計事務所として、ITを駆使した会計を武器に、東京都内を中心に活動を行っている。 まず、医療費控除の計算について説明する前に医療費控除がどのようなものなのかおさらいしたい。 ・まず、医療費控除制度とは 医療費控除は