高速大容量規格「5G」の営業秘密持ち出し事件で、不正競争防止法違反容疑で逮捕された楽天モバイル社員合場邦章容疑者(45)=横浜市鶴見区=が、ソフトバンクから計約30回にわたり、計約170点の技術情報を持ち出していたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、合場容疑者は2019年12月31日に退社。20年1月1日付で楽天モバイルに入社した。押収した合場容疑者のパソコンの解析などから、19年11月下旬から12月31日までに、情報を持ち出していたことが確認された。 約170点のファイルには5Gや4Gの基地局に関する情報が含まれる。