経営幹部の41%が「AIが技術的負債を増加させている」と回答 アクセンチュアが企業成長に関するレポートを発表:事業を再創造するために必要な「デジタルコア」とは アクセンチュアは、レポート「Reinventing with a Digital Core(デジタルコアによる再創造の推進)」を発表した。企業成長を促進するためには「技術的能力の強化」と「技術的負債の解消」のバランスが重要で、同社は「IT予算の約15%は技術的負債の解消に割り当てるべきだ」としている。
コード構造を設計するときは、ソフトウェアスタック内で機能を分離する方法を検討すると役立つことがしばしばある。その方法の一つとして、アプリケーションのレイヤーをその上下に存在する他のレイヤーから抽象化することが挙げられる。これは、「レイヤードアーキテクチャパターン」と呼ばれることが多いアプローチだ。 レイヤードアーキテクチャパターンはどのように機能するのか レイヤードアーキテクチャの各レイヤーは、特定のアプリケーションまたはビジネス目標に合わせて設計される。そのため、レイヤーとレイヤーが管理する機能の間には、明確な抽象化が存在する。例えば、アプリケーションは、ユーザービューをレンダリングするレイヤー、Web APIへの応答を中継するレイヤーおよびファイルシステムまたはデータベースへのデータの保存を担当するレイヤーを維持しているかもしれない。 関連記事 開発者が注意すべき「マイクロサービスの問
「Docker」と「Kubernetes」をベースとする環境で構築されたクラウドネイティブアーキテクチャが流行している。クラウドネイティブと相性の良いマイクロサービスには、次のような利点がある。 サービスごとに、アーキテクチャ、言語、プロセス、ツールを自由に選択できる ドメイン駆動型設計やイベント駆動型アーキテクチャなど、ソフトウェアコンポーネントで長年提唱されてきた多くのベストプラクティスが体系化されている 適切にカプセル化されているため、サービスを個別に更新できる 柔軟性が高く、短期間でのリリースが可能 マイクロサービスに対応した技術(DockerやKubernetesなど)は多くのハードウェアで動作する マイクロサービスはこうしたさまざまなメリットをもたらす。一方で、幾つかの重要な問題点があるため、アプリケーション開発チームは注意する必要がある。特に、信頼性の高いモノリスアプリケーシ
Ruby開発チームは2023年12月25日、オープンソースプログラミング言語「Ruby」の最新リリースとなる「Ruby 3.3.0」(以下、Ruby 3.3)を公開した。 Ruby 3.3では、新しい「Prism」パーサーの追加、新しいパーサージェネレータ「Lrama」による「Bison」の置き換え、「RJIT」という新たなJIT(Just In Time)コンパイラの追加、「YJIT」の高速化など、さまざまな改善が行われている。 主な改善点は以下の通り。 新しいPrismパーサーの追加 default gemとしてPrismパーサーが導入された。Prismは、Ruby言語のためのポータブルで、エラー耐性のある保守可能な再帰下降パーサーだ。本番環境に対応しており、「Ripper」の代わりに使用できる。 関連記事 Wasmer、「Wasmer JavaScript SDK」を発表 WebAs
Wasmer、「Wasmer JavaScript SDK」を発表:WASIXを介してあらゆるUNIXプログラムをブラウザで実行できる WebAssembly(Wasm)ランタイムを開発するWasmerは、WASI(X)アプリケーションをブラウザで簡単に実行するための新しいライブラリ「Wasmer JavaScript SDK」を発表した。
Microsoftは2023年11月21日(米国時間)、「.NET Chiseled Ubuntuコンテナイメージ」の提供を開始した。.NET Chiseled Ubuntuコンテナイメージは、Canonicalが同日に一般提供を開始したChiseled Ubuntuコンテナをベースとしており、.NET 6、7、8の本番環境で使用できる。 通常のコンテナイメージでは、不要なコンポーネントが多過ぎるという課題があった。必要最小限のコンポーネントのみを残して構築されたChiseledコンテナイメージが、サイズとセキュリティの面で優れており、これがクラウドアプリの未来を形作ると、Microsoftは述べている。 既存のUbuntuイメージと比較して100MB以上を削減 関連記事 Microsoft、コンテナやAIなどの開発者体験を向上させる「.NET 8」をリリース Microsoftは開発プラ
これは便利! Microsoftが提供するテスト環境「Test Base」で最新Windows 11へのアップグレードの影響を事前に検証可能:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(207) MicrosoftがAzureで提供しているクラウドベースの検証サービス「Microsoft Test Base for Microsoft 365」が、最新のWindows 11 バージョン23H2(本稿執筆時点ではInsiderプレビュービルド)でのテストに対応しました。 Microsoft Azure最新機能フォローアップ クラウド上のテスト環境「Microsoft Test Base for Microsoft 365」とは 「Microsoft Test Base for Microsoft 365」(以下、Test Base for M365)は、2021年11月から一般提供
Cisco、多要素認証のないVPNを狙うランサムウェア「Akira」を報告:攻撃方法の詳細は分析中 Cisco Systemsは2023年8月24日(米国時間)、多要素認証が設定されていないCisco VPNを標的にしたランサムウェア「Akira」の攻撃で、同社顧客のシステムが被害を受けたと発表した。 VPNの実装、利用において多要素認証(MFA)を有効にすることの重要性は明らかだ。MFAを導入することで、組織はランサムウェア感染を含め、不正アクセスのリスクを大幅に低減できる。ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)により、攻撃者がユーザーのVPN認証情報を取得した場合でも、MFAなどの追加の保護を設定することで攻撃者がVPNに不正アクセスすることを防げると、Ciscoは述べている。 ランサムウェアのAkiraとは Ciscoによると、Akiraの最初の報告は2023年3月にさかのぼる。A
現時点でユーザーの認証手段として最も広く用いられている「パスワード」。だが、そのパスワードはさまざまな課題を抱えている。 日々利用するさまざまなWebサービスへログインするたびに、IDとパスワードの入力を求められて思い出せずにいらいらしたり、ついつい他のサービスと同じパスワードを使い回してしまったりする人は多いのではないだろうか。また、フィッシングメールの横行によってパスワードを盗み取られ、なりすまして不正ログインされる恐れも高まっている。 そんな中、「Simpler, Stronger Authentication」を掲げ、パスワードレスな世界の実現に向けて10年以上にわたってグローバルに活動を展開してきた業界団体がFIDOアライアンスだ。2023年6月に開催された「Interop Tokyo 2023」で同アライアンスの日本担当プログラムマネジャーである土屋敦裕氏が、パスキーの概要と今
Oracleは2023年7月18日(米国時間)、「MySQL」の「イノベーションリリース」の最初のバージョン「MySQL 8.1.0」と、マイナーバージョン「MySQL 8.0.34」を公開し、これに合わせてMySQLの新しいリリースモデルを公式ブログで解説した。 MySQLは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)。MySQLの新しいリリースモデルは、MySQLを利用する顧客やユーザーの声に応えて、2023年3月開催の「MySQL Summit」で発表された。 MySQLの新しいリリースモデルでは、イノベーションリリースと「ロングタームサポート(Long-Term Support:LTS)リリース」の2本立てとなる。どちらのリリースも本番グレードの品質だが、以下のような違いがある。 イノベーションリリース 関連記事 MySQLを学べるアプリ開発者向け動画、P
GitHubは2023年6月21日(米国時間)、同社の公式ブログで、ソフトウェア開発者が生成AI(人工知能)を効果的に利用するためのベストプラクティスを、「GitHub Copilot」をテーマに解説した。 GitHubは、GitHub CopilotのようなAIを搭載したコーディングアシスタントが、コードベースの文書化から単体テストの生成まで、開発者のワークフローを加速し、開発者が日々のコーディング作業に取り組む方法を変えつつあると述べている。 だが、ソフトウェア開発者が望む出力をコーディングアシスタントが生成しない場面もあるとして、以下の3つを解説した。 コーディング作業におけるプロンプトおよびプロンプトエンジニアリングとは 生成AIを利用して迅速に開発するための3つのベストプラクティス GitHub Copilotと迅速にやり取りするための3つのヒント プロンプトおよびプロンプトエン
Microsoftは2023年5月23日(米国時間)、同社の技術ブログで「Visual Studio 2022」の開発者体験の改善について解説した。それによると、Visual Studio 2022を「Microsoft Dev Box」(以下、Dev Box)と組み合わせて使用することで、開発者の生産性を最大化し、開発ワークフロー全体を効率化できるという。 なお、Dev Boxは開発者向けのマネージドサービスで、同社は「開発者がオンデマンドで高性能、安全かつすぐにコード化できるワークステーションをクラウド上に作成できる」と説明している。 Visual Studioの起動が高速化 MicrosoftはVisual Studio 2022の開発者体験を向上させるため、さまざまな改善に取り組んでいる。Visual Studio 2022の17.7プレビュー以降は、Visual Studioの全
Amazon Web Services(AWS)は2023年4月20日(米国時間)、「Amazon CodeCatalyst」(以下、CodeCatalyst)の一般提供を開始した。CodeCatalystは、AWSで開発するチームのためのサービスで、アプリケーションの計画立案、コーディング、構築、テスト、デプロイの支援機能を提供する。 CodeCatalystが提供するエクスペリエンス CodeCatalystは次の4つの基本要素を備えている。 プロジェクトを素早く作成する「ブループリント」 ソフトウェアライフサイクルを管理する「アクションベースのCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デプロイ)自動化」 一貫したビルド体験を提供する「リモート開発環境」 開発チームが連携するための「プロジェクトおよび課題管理」 ブループリント 関連記事 【初心者向け】「Amazon CodeStar
ゲーマー向けの無料音声テキストチャットアプリケーション「Discord」を開発、提供するDiscordは2023年3月6日(米国時間)、DBとして利用していた「Apache Cassandra」(以後、Cassandra)における課題に対処するため、「ScyllaDB」に移行していたことを明らかにした。 Cassandra運用における課題とは 2015年、ゲーム専用グループチャットアプリとしてサービスがスタートしたDiscordは、スタート1年間で1100万人のユーザー、毎日4000万ものメッセージが送受信されるプラットフォームに成長した。以降も成長を続けたDiscordは、2017年には数十億ものメッセージを保存するデータベースとして、MongoDBからCassandraに移行していた。 関連記事 実装言語を「Go」から「Rust」に変更、ゲーマー向けチャットアプリ「Discord」の課
Dockerは2023年3月22日(米国時間)、「Docker+Wasm Technical Preview 2」を発表した。WebAssembly(Wasm)コンテナを実行できるDocker Desktopの特別なビルドである「Docker+Wasm」の最新開発版だ。 Dockerは2022年10月に、前のバージョンである「Docker+Wasm Technical Preview 1」を発表した。Technical Preview 1は、「WasmEdge」ランタイムを用いてWasmコンテナを実行するようになっていた。 さらにDockerは、2022年12月に公開した「Docker Desktop 4.15」で、実験的機能である「containerdイメージストア」を有効にすることで、誰でもDocker+Wasmを試せるようにした。 関連記事 Kubernetesを使ったリモート開発が
Amazon Web Services(AWS)は2023年3月14日、「Mountpoint for Amazon S3」のα版を公開した。Mountpoint for Amazon S3は、Amazon S3上にある大量のデータを、ローカルコンピュータ上のファイルシステムにマウントすることができるファイルクライアントだ。 関連記事 APIテストに便利! 「Amazon API Gateway」と「Amazon S3」で作る、レスポンスを動的かつ簡単に変更できるAPIモック AWS活用における便利な小技を簡潔に紹介する連載「AWSチートシート」。今回は「Amazon API Gateway」と「Amazon S3」を利用して、レスポンスを動的かつ簡単に変更できるAPIモックを作る方法を紹介します。 サーバレスアプリを構成するビジュアルビルダー「AWS Application Compos
大きく変化した「人とシステム」の関係 企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが加速する中で、「マイクロサービスアーキテクチャ」(以下、マイクロサービス)の注目度が増している。マイクロサービスは、複数の小さなサービスを組み合わせて一つのシステムを構成するという考え方だ。 マイクロサービスのような「疎結合アーキテクチャ」自体は以前からあるが、「クラウド」「モバイル」といった技術や考え方が普及したことで最近特に注目されている。こう語るのは、Scalarの深津 航氏(CEO、COO<最高執行責任者>)だ。 「技術の進歩によって人とシステムの関係が大きく変化した2000年ごろは、社内の情報は社内のシステムに格納され、他社と情報をやりとりするのは主に“人”だった。しかし、2010年ごろになると企業と企業のやりとりも、メールや電話だけでなく、スマートフォンのアプリケーションやWe
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く