アップル、グーグル、フェイスブック……。ライフスタイルと産業勢力図を一変するハイテク企業はいつも、米国シリコンバレーからやってきた。次の革命児もまた彼の地から日本に上陸する。カリフォルニア州ロス・ガトスに本社を置く有料動画配信の世界最大手、ネットフリックス。今秋、日本市場に参入する。 日本上陸を目前に控えて、ネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEOが、「週刊東洋経済」の独占インタビューに応じた。ネットフリックスのトップが日本メディアに登場するのは、これが初めてだ。 京都の高級旅館に幹部50人が集結 「5〜10年かけて、日本で大きく成長する。多くの世帯に浸透するつもりだ」。ヘイスティングスCEOはインタビューでこう語り、野心をちらつかせた。 インタビューは4月下旬に京都の高級旅館で行ったのだが、実は京都にはヘイスティングス氏だけでなく、ネットフリックスの経営幹部約50人も集結していた