Azure Databricksを中心としたデータ基盤への刷新。データをグループ会社横断で活用し、価値創出を行う施策
本記事は CyberAgent Advent Calendar 2022 23日目の記事です。 「節約は固定費から。」 こんにちは、しゅん(@MxShun)です。 今年11月に中途入社、AI事業本部オペレーションテクノロジーに仲間入りしました。 今回は、年間にして 1,200 万円削減 した Amazon S3 のコストカット全ステップ を紹介します。 目次 オペレーションテクノロジー AWSコストの見直し S3コスト対象 S3コスト分析 1. ストレージ容量の削減 2. ストレージクラスの見直し まとめ オペレーションテクノロジー 私がジョインしたオペレーションテクノロジーは、 サイバーエージェント 連結売上高の53%(2022年通期決算時点)を占めるインターネット広告事業売上を最大化する システム開発 大規模インターネット広告運用を可能にする 社内システム開発 の役割を担っています。
各機能とツールについて、説明していきます。 エディタ Visual Studio Code エディタやIDE(統合開発環境)は好きに選んでいただければ良いとは思いますが、特に希望がないならば、Visual Studio Codeを選んでおけば間違いないでしょう。 Pythonを含む幅広い言語に対応し、豊富な拡張機能を備えている非常にリッチなエディタです。とりわけPythonプロジェクトについては、これさえ有れば、特にIDEなどは必要ないと思います。 インストールは↓から。 バージョン管理ソフト Python3系は日夜アップデートされていて、2022年12月現在の最新verは、3.11.1が提供されています。 とはいえ、プロジェクトによっては、3.7.1までしか動作が担保されていないもの、3.9.0で現在開発中のもの...などがあります。最新のPythonが常に必要、というわけでは決してなく
はじめに 最近、Node.jsとDenoの開発者であるRyan DahlさんがJavaScript Containersという記事を書いていることを知った。 Webとの親和性の高さがサーバーサイドで求められる中、JavaScriptがユニバーサルスクリプトとして活躍するだろう。そして、コンテナランタイムがLinuxコンテナの抽象レイヤーとしてあるように、JavaScript界隈では既存のWebAPIそのものが抽象化の手助けとなるであろう、みたいな趣旨の内容だった。 彼がChromeのV8 JavaScript Engineを使ってNode.jsを誕生させた同じ頃、JavaScriptの可能性を信じて方法を模索した人がいる。Alon Zakaiさんだ。 Alon(以降、敬称略)はWebAssemblyやその考えの元になった asm.js 、 JavaScriptコンパイラ Emscripte
はじめに 今回の記事では、個人の独断と偏見で2022年~2023年で必ず確認するべきGitHubのリポジトリを紹介する。私のTwitterでこれまで紹介したものもあれば、そうではないものもある。 GitHubはプログラマーにとって、普段の学習・開発を進めるうえでもっとも重要な情報源の1つである。本記事では、分野ごとに確認するべきGitHubリポジトリを紹介する。 なお、今回の記事で紹介するGitHubリポジトリの分野は以下の通り。内容はWeb開発に特化している。 確認必須 Web Python JavaScript TypeScript ちなみに、「確認必須」は分野を問わずすべてのプログラマーに役立つGitHubリポジトリを紹介している。 今回の記事を通して、年末年始の学習・開発に大いに役立ててもらえたら幸いだ。 確認必須 freeCodeCamp 世界最大規模のプログラミングメディア「f
文脈: blog.arthur1.dev 自分は割とガンガンアウトプットする方で、たまにバズって嬉しいという品質のブログ(これ)をやっている。普段どのような心構えでやっているのか、そして続けるコツみたいなものについて書いてみようと思う(参考になるかは全くわかりません)。 あと一応断っておくと、タイトルにある "去年書いた182本の記事" は非-技術的な記事も含んでいる(けど、だいたい技術記事なので許してほしい)。 どういうときに書くか どういうモチベーションで書くか どういうときにバズるか どのようにして続けるか 余談: 箇条書きの型を統一する 参考文献 あわせて読みたい どういうときに書くか 自分は基本的にブログを「1年前(後)の自分が泣いて喜ぶ記事」というテイで書いている。自分が知りたかったことは他人も知りたかったはずだという仮説で書いていて、それを知りたかった人の総量はその技術のシェ
あけましておめでとうございます。株式会社ミツエーリンクスの中村直樹です。昨年と同じく、2022年のWebアクセシビリティに関連する出来事を振り返りつつ、2023年のWebアクセシビリティの展望について俯瞰していきたいと思います。 WCAG 2.2 2022年9月版のWCAG 2.2で、文書のステータスとしてはようやく勧告候補(Candidate Recommendation)にまでたどり着き、仕様文書として完成する勧告(Recommendation)が見えてきた…と思っていたところですが、12月になって達成基準4.1.1構文解析を削除するという話が急浮上してきました。 達成基準4.1.1がどういったものなのか、改めて振り返ってみましょう。この達成基準については、もとはWCAG 2.1(原文、参考日本語訳)と同じものであり、WCAG 2.0とも同一です。達成基準4.1.1は、マークアップ言語
はじめに こんにちは。 プロダクト開発人材の副業転職プラットフォーム Offers を運営する株式会社 overflow のエンジニアの藤井です。 エンジニアであれば誰しも日頃からコードレビューをしたり、されたりしていることと思います。 健全な開発組織を育む意味でもレビューの文化を根付かせることはとても大切ですが、小規模な組織の場合「レビューアが足りない」という問題が往々にして起こり得ます。 もちろん、特定のエンジニアにコードレビューが集中してしまうのを防ぐために、チーム全体で負荷分散を図るのが本質的かつ王道的なアプローチではあります。 しかしときには、とにかく個人の力で乗り越える、という状況も避けられないでしょう。 そこで今回はコードレビューの生産性を上げるための Tips をいくつかご紹介します。 自分でも開発をしなければならないが、その片手間で一日に何本ものプルリクエストを確認しなけ
JavaScript / TypeScript の豆知識 10 選 初めに JavaScript / TypeScript にまつわる豆知識を、10 個ほど集めてみました。 コードは全て TypeScript で書いていますが、内容はほぼ全て JavaScript にも当てはまることです。 少し長めの読み物ではありますが、気軽に当記事を楽しんで頂ければ幸いです。 それでは、以下が目次です。 JavaScript / TypeScript の豆知識 10 選 初めに 1.Nullish と Falsy 関連参考資料_1 2. tsconfig の便利な設定 関連参考資料_2 3. 依存関係の綺麗な図示の仕方 関連参考資料_3 4.正しい XSS のやり方 関連参考資料_4 5.removeChildren 関連参考資料_5 6.数値型を関数の引数として使う時の小技 関連参考資料_6 7.hi
自分専用の簡易NFTを雑に作成できるようにしておくとTwitter Blue登録者などは気軽にアイコンへNFT設定できるようになったりして何かと便利。 そもそもNFTって何?という人は下記の記事を参照してほしい。 上記の記事でもNFTの発行方法について書いているが、以下では自分のためだけなのでより手を抜いて雑にNFTの実装/デプロイ/mintをする方法を記す。 ※ちなみに下記の方法やコードを使って生じたトラブルに関しては一切責任は負えません。自己責任でお試しください。 事前準備 MetaMaskはインストールしておくこと。 また、NFT(ERC721)を実装するための環境構築は面倒なのでRemix - Ethereum IDEというWEB IDEを使う。これを使うと実装/デプロイが簡単にできるので小規模開発ならおすすめ。 メタデータファイルの準備 NFTのメタデータ(json)とアイコン画
4月に発売された書籍「HTML解体新書」。その電子版は今までPDF版しかありませんでしたが、このたびリフロー版が発売となり、Amazonでも購入できるようになりました。 この記事では、HTML解体新書のリフロー版電子書籍を実際に作成した際の流れについて、なぜ作成したのか、どうやって作成したのか、どのようなトラブルがあったか、といった点をご紹介します。リフロー版の電子書籍の作成、出版を検討されている方の参考になれば幸いです。 リフロー版の電子書籍を作った理由 リフロー型と固定レイアウト型 リフロー型とアクセシビリティ リフロー版の電子書籍を作るには 電書協 EPUB 3 制作ガイド 実際の制作の流れ テキスト原稿を用意する XHTMLを作る その他EPUBに必要なファイルを準備する OCFコンテナのメタデータを用意する mimetype container.xml OPFパッケージのデータを
概要 京大マイコンクラブ(KMC)の新入生プロジェクト2022という枠組みで、「Rust を知ろう 2022」というのを開催した。先日それがついに完結したので、とりあえずスライドをまとめた。*1 www.kmc.gr.jp 第0回~第7回の8回構成で行った。毎週金曜日の 20:00 開催なのだが、必ず当日にスライドを作り始めるので、スライドが十分出来上がって開催できる自信が発生して初めて開催を告知するという体たらくだった。 注:Rust Playground へのリンクは一部誤っている可能性があります。なんか複数のタブでたくさんリンクを生成したときに上手く行かないことがあるっぽい? 構成の上で意識したこと 「Rust は難しい言語である」という思いを抱かせない そのために、所有権の話とかはギリギリまで先延ばしにし、それまでは全力でごまかす 「Rust は便利な言語である」ということを伝える
こんにちは。検索基盤部の山﨑です。検索基盤部では、検索基盤の速度改善やシステム改善だけではなく検索の精度改善にも力を入れて取り組んでいます。 検索システム改善についての過去の取り組み事例は、こちらのリンクをご参照ください。 techblog.zozo.com また、ZOZOTOWNの検索ではElasticsearchを活用しています。Elasticsearchに関する取り組み事例はこちらのリンクをご参照ください。 techblog.zozo.com 本記事では、ZOZOTOWNで近年実施した検索の精度改善の取り組み事例を紹介します。 目次 目次 はじめに ZOZOTOWN検索の処理フロー ZOZOTOWN検索改善の方針について 商品のリランキングロジックについて 商品のリランキングロジックの概要 特徴量ロギングの導入について 今後のZOZOTOWN検索の展望 おわりに はじめに ZOZOT
快適に動作するアプリケーションを提供するために、パフォーマンス・チューニングについてもっと深く学びたい。そんなUnityエンジニアのみなさまにぜひ読んでいただきたい電子書籍が登場しました。 その名もずばり『Unity パフォーマンスチューニング バイブル』。 執筆を手がけたのはサイバーエージェントグループ各社の精鋭エンジニアの方々。元々はサイバーエージェントグループ内の共有資料として制作されたそうですが、その内容とボリュームは「社内向け」の範疇に収まらないほどの商業技術書レベルです。そしてこの度、本書が誰でも無料で読める電子書籍として、社外にも公開されることが決まりました。 一般公開に先駆けて本書を拝読したユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのエンジニアからも、絶賛の声が相次いでいます。 本書はこれからパフォーマンス・チューニングを学ぶ人にとって、最適な一冊です。すでに実務経験のある人にとっ
お久しぶりです。CADDiの河合、もとい@vaaaaanquishです。 数ヶ月前、CADDi社内で「オススメ書籍」というものを書きました。 社内にも公開し読み会などを開いています私は前職の上司の影響でビジネス書を多く読むようになったのですが、ゴリゴリの技術書でない書籍というのはどうしてもエンジニアにとって読みにくい物も多いなと思っています(悪いと言っている訳ではなく飲み込みのために行動や知識を求められるよねという意です)。 また、エンジニア向けの書籍でも、少し概念的に古く、現代に適応しにくいものもあったりします(名著は名著である事には変わりないですがエンジニアリングもIT分野も年々進化し続けているので一部現代で扱いづらい概念が出てくるのは当たり前だよねとも思います)。 なので、なるべく「エンジニアが読みやすく」「比較的新しい環境で使える」をテーマに書籍を選び、比較的本を読む数の多くないエ
本文の内容は、2022年8月29日にAlejandro Villanuevaが投稿したブログ(https://sysdig.com/blog/26-aws-security-best-practices/)を元に日本語に翻訳・再構成した内容となっております。 Well-architected フレームワークの最も重要な柱の1つは、セキュリティです。したがって、AWSセキュリティベストプラクティスに従って、不測なセキュリティの事態を防止することが重要です。 さて、あなたは問題を解決するために、ソリューションを構築してホストする目的でAWSに着目しました。アカウントを作成し、コーヒーを淹れてワークステーションに座り、設計、コーディング、ビルド、デプロイをする準備はすべて整いました。しかし、そうではありません。 ソリューションの運用性、安全性、信頼性、パフォーマンス、費用対効果を高めるには、多く
本記事は、2022年5月に開催されたTechFeed Conference 2022のセッション書き起こし記事「iOSアプリの技術選択 2022(たなたつ) — TechFeed Conference 2022講演より」を転載したものです。オリジナルはTechFeedをご覧ください。 「iOSアプリの技術選択 2022」というタイトルで発表させていただきます。 ふだんはヤフー株式会社で、iOSアプリを開発しているたなたつです。“たなたつ”で検索すると自分のTwitterが出てくるので、詳しくはそちらを見てください。 最近、趣味でVTuberのようにアバターになってWeb会議に参加できる、macOS向けのアプリを開発しています。よければ使ってみてください。 会議に参加できるアバターを開発しています! せっかくなので、ここからはアバターで発表していきます。 ではさっそく、今iOSアプリ
はじめに ZOZOTOWN開発本部 ZOZOTOWNアプリ部 Android2ブロックの高橋です。 ZOZOTOWN Androidチームでは、リファクタリングやビルド速度改善の取り組みを継続的に行なっています。本記事では、それらの取り組みの効果を可視化するために導入した、コードメトリクスやビルド時間計測の方法について紹介します。 はじめに ZOZOTOWN Androidチームにおけるリファクタリングやビルド速度改善の取り組み コードメトリクスの計測 メトリクス Cyclomatic Complexity(循環的複雑度) LOC(ファイルのコード行数) Author数 計測方法 Cyclomatic Complexityの計測方法 Java Kotlin LOCの計測方法 Author数の計測方法 ビルド時間の計測 計測方法 計測結果の可視化 コードメトリクスの計測結果 計測結果のパース
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