アメリカに「五月病」にあたる言葉はないが… 今春入社した会社で、また人事異動などで新たな職場環境に馴染めず、やる気が出なかったり体調が悪くなったり……。ゴールデンウィーク過ぎくらいから聞こえてくる「五月病」。アメリカでは、採用はポジションに空きができ次第で入社の時期はバラバラで、大掛かりな入社式もないため聞かない言葉だ。 とは言え、英語でもBurnout(燃え尽き症候群)やWorkaholic(ワーカホリック、仕事中毒)という言葉はよく耳にする。アメリカ人もタフなように見えて中には働き過ぎや理想と現実との乖離、職場環境に馴染めないなどの理由でストレスを抱え、次第に心身の健康を損なっていく人がいる。 仕事と私生活との境界線が曖昧になったとこぼす人も、コロナ禍以降に在宅勤務が始まり増えたようだ。 米世論調査企業Gallup(ギャラップ)の調査(2022年)をもとにしたCNBCのレポートでは、現