2010年11月23日火曜日 殺戮大陸メキシコの狂気(4)メキシコで安全な人間は誰もいない 以前、マリソル・バジェスさんのことを「市長も殺害される暴力国家の新しい警察署長は20歳の女性だった」を書いたとき、読者からメールを頂いていた。 『マリソル・バジェスさんが「いつ殺されるのか」「どのように殺されるのか」を心の中で思っているはずだ。殺されるとなると、恐らくとても残虐な殺され方になるだろう』 と、私が書いた文章があるのだが、これについて、 「彼女が殺されたら大打撃になるのでメキシコ政府も必死で彼女を守るでしょうね。彼女は大丈夫ではないでしょうか」 という内容のメールだった。 マリソル・バジェスさん もちろん大丈夫であることを私も願っているのだが、私は麻薬組織と敵対する人間は、男であれ女であれ、警察官であれ政治家であれ、そして大統領でさえも大丈夫ではないと考えている。 以前、美し