自分が元々持っているはずの180度の視界、そこに他人の視界でもう180度、をプラス、できるか、できないか。できたほうがきっといいんじゃないか。「オトコらしくない」本連載は、別の視点を受け止められる姿勢をあえて「オトコらしくない」と表現しております。 今回は「金銭の対価が発生するべき所」を、つい別のモノにさしかえたり、あるいは買い叩くことが、自らの腕前、信頼の証し、と思ったりしてませんか、というお話です。だって常に相手を買い叩いていたら、一生、質のいい仕事はできないのは当然で…あれ、もしかしてそのお仕事、クオリティはいらないんでしたっけ?(編集Y) 国際線内で夫婦喧嘩、勃発 清野 「佐藤可士和」が世に出たことは、決して偶然でもラッキーでもなく、マネジャーである佐藤悦子さんの戦略の賜だった、ということを、この連載ではずっとうかがっています。 佐藤 それ以前に、圧倒的なクリエイティブの実力がない