日本有数の陶芸の地である信楽で展覧会が開催されることはリサにとっても大きな喜びでした。何かを信楽の皆さんに、そして日本に残したいという思いが、先日寄贈された巨大モニュメント「生命の樹」となり、今回、発表される信楽焼きの「しんじるたぬき」となりました。信楽の全面的な協力の下、信楽焼のリサ・ラーソンの「たぬき」が完成しました。 たぬきについて調べてみると、たぬきは常に夫婦で行動し、夫は子育てにも熱心、そして生涯パートナーを変えない一途な性格と知りました。そんな時、リサから送られてきた「たぬき」の、何だか優しそうで思慮深い表情を見ていると、「お互いを信じるたぬき」という言葉が浮かんできました。よく見ると「信楽」の字の中にも信があることに気づきました。「信楽は信じる楽しさ」という意味かもしれない!そこで、ああ、この子の名前は「しんじるたぬき」なのね、となりました。