テレビ朝日系で4月期に放送された連続ドラマ「おっさんずラブ」が放送終了後半年近く経た今なお、ファンの心を熱く燃やしている。同じ職場の男性同士のピュアな恋愛感情を描いた異色作で視聴率こそ低かったが、SNSからじわじわ広がり、展示会やコミック化、海外展開…と勢いは止まらない。社会現象化したドラマは、何がファンのハートをつかんだのか-。 (竹島勇) 人気を集めている10月5日発売のDVD、ブルーレイ。価格はブルーレイ2万3328円(税込み、5枚組み)、DVD1万8468円(同)。発売元・テレビ朝日、販売元・TCエンタテインメント 東京・タワーレコード渋谷店で十二月十六日まで開催中の「おっさんずラブ展~君に会えてよかった。~」。登場人物の勤務先の日報などの小道具や名シーンの写真が展示されているほか、会場限定品を含む番組グッズなどが購入でき、連日三十~四十代の女性を中心ににぎわっている。埼玉県秩父市
埼玉県朝霞市で小さな印刷所を約四十年間経営し、活版印刷ひと筋に生きてきた渡辺昌郎(まさお)さん(81)が、高齢と病気のため惜しまれつつ廃業した。心残りなのは、十万個以上あるという鉛の活字を廃棄しなければならないことだ。「誰かに生かしてもらい、昔ながらの印刷技術を知ってほしい」。渡辺さんは、無償で引き取ってくれる人を探している。 (谷岡聖史、写真も) 狭い作業場の棚一面に、漢字やひらがな、カタカナの活字が並ぶ。「今まで生活できたのは活字のおかげ」。そう感謝する渡辺さんは、今の東京都目黒区で生まれた。五歳のときの病気で両脚に障害が残り、十歳までに両親を亡くした。預けられた親族に「歩かなくても働けるのでは」と勧められ、戦後間もない一九四九年、十六歳で中央区内の印刷所で働き始めた。 「空襲など戦時中の混乱で学校に通えず、印刷所が教室代わりでした」。膨大な種類の中から目当ての活字を選び出す「文選」や
フィギュアスケートのシーズンが3月末の世界選手権で幕を閉じた。日本男子初の金メダルを獲得した2月のソチ五輪に続いて頂点に立った羽生結弦(ANA)にとって、大きく躍進するシーズンとなった。現在の思いや、今後の競技生活への考えを聞いた。 (聞き手・海老名徳馬)
福島第一原発の事故当初、記者会見で「炉心溶融の可能性がある」と説明した後、経済産業省原子力安全・保安院の広報担当を交代した中村幸一郎審議官(52)が21日、本紙のインタビューに応じ、その経緯などを語った。事故は深刻で、発生翌日には、米スリーマイル島原発事故を超えると思ったと当時の認識を語る一方、交代は発言とは無関係だと強調した。
【ニューヨーク共同】米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートで携帯電話のアラーム音を切らず、演奏中断のハプニングを引き起こした男性が「本当にひどいことをしてしまった」と指揮者らに謝罪した。13日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。男性は後悔の念で2日間眠れなかったという。 大のクラシック好きという60~70歳前後の男性は、二つの会社を経営するビジネスマン。使い始めたばかりのiPhone(アイフォーン)をマナーモードに設定していたが、演奏中に目覚まし時計機能のアラーム音が鳴り始めた。
【モスクワ=共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯最終日は26日、当地で行われ、男子は16歳の羽生結弦(はにゅう・ゆづる、宮城・東北高)がショートプログラム(SP)2位から逆転し、合計241・66点でGP初優勝し、シリーズ上位6選手によるGPファイナル(12月・カナダ)に初めて進出した。 ◇ 同じ失敗は繰り返さなかった。羽生が逆転でGPシリーズ初優勝。「今日の出来には、自分にいい点数をあげられる」と色白の顔をほころばせた。東日本大震災の影響を受けた今季、大きな目標の一つだったGPファイナル初進出も決めた。 3週間前の中国杯ではSP2位につけながら、フリーの後半に入ってジャンプのミスを連発し、4位に終わった。この日は冒頭の4回転ジャンプの着氷で両手をついたが、落ち着いて立て直し、進境著しいステップで得点を稼いだ。
東京電力福島第一原発事故で、本紙は、菅直人前首相が三月十五日未明に東電本店に乗り込んだ際の訓示の記録全文を入手した。現場からの撤退を打診した東電側に「放棄したら、すべての原発、核廃棄物が崩壊する」と警告し、「命を懸けてください」と迫っていた。菅氏は本紙のインタビューで「東京に人がいなくなる」ほどの強い危機感があったと明かしていたが、訓示の内容からもあらためて裏付けられた。 (宮尾幹成) 第一原発では当時、1、3号機が水素爆発を起こし、2号機も空だき状態の危機が続いていた。政府関係者の記録によると、菅氏は「(撤退すれば)チェルノブイリ(原発の事故)の二~三倍のもの(放射性物質の放出)が十基、二十基と合わさる。日本の国が成立しなくなる」と危機感をあらわにした。 その上で、「命を懸けてください。逃げても逃げ切れない」と、勝俣恒久会長や清水正孝社長(当時)ら東電側に覚悟を要求。「六十歳以上が現地に
フィギュアスケートの日本男子にまた一人、有望な若手が台頭してきた。グランプリ(GP)シリーズ第3戦の中国杯で5位に入った町田樹(たつき)は岡山・倉敷翠松高から関大へ、世界選手権覇者の高橋大輔(関大大学院)と同じ進路を歩んできた。20歳は目標とする先輩の背中を懸命に追い掛けている。 シニアGPデビューの中国杯は戸惑いの連続だった。周りを滑るのは世界のトップ選手。「緊張から自分のペースで練習ができなかった」そうで本番はジャンプでミスが出るなど実力を出し切れなかった。5位という結果を「負け」ととらえ「この経験と悔しさを次につなげる」と誓った。 川崎市で生まれ、幼少期を過ごした千葉県でスケートと出会った。その後は広島に移り住み、高校時代は新幹線で通学。現在は高橋や織田信成(関大)が拠点を置く関大アイスアリーナではなく、大阪府守口市内のリンクで鍛錬する日々だ。 昨季は全日本選手権で4位、四大陸選手権
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