「音楽ソフトが売れない」とされる一方で、AKB48やK-POPのセールスが好調なのはなぜ? 丸山茂雄氏が音楽ビジネスの変化を読み解く。 CDに生写真やイベント入場券などの特典を封入して複数買いに導く、いわゆる「AKB商法」が成功し、アニソンのイベントでは物販会場が大きなスペースを占める。さらに、マスコミの手を借りずにライブチケットを完売させるK-POPグループが登場するなど、今、音楽業界では商品の売れ方に大きな変化が生じている。こうした現状を、音楽業界のスペシャリストはどう分析するのか。 ソニー・ミュージックで音楽産業を引っ張り、現在は247Musicで音楽のネット配信を積極展開。K-POP業界にもアドバイスを送っている丸山茂雄氏に話を聞いた。 この10年、音楽ソフトがどんどん売れなくなっていますよね。その原因は、レコード会社が良い曲を生み出せないからだと、僕はずっと思っていたんです。でも