週刊アスキー本誌では、角川アスキー総合研究所・遠藤諭による『神は雲の中にあられる』が好評連載中です。この連載の中で、とくに週アスPLUSの読者の皆様にご覧いただきたい記事を不定期に転載いたします。 私の場合、“ギーク”でない人は信用できない主義みたいなところがあって(さすがにこれはもののたとえで、実際はそんなことはまるでないのではありますが)、その意味で元マイクロソフト会長で現在は慶應義塾大学大学院教授の古川享さんは、地球上で最も信頼にたる人物のひとりだ。 その古川さんの還暦を祝う会が開催されたのだが、この日も主賓でありながらニコンD4Sに巨大なカブラみたいなレンズを装着して、集まった人々をパシパシ撮影しながら登場。 その人となりについてはウィキペディアなどで詳しく読めると思うが、米国のSL路線の保存にかなりの出資をしている。あるとき学生を連れて米国の“コンピューター・ヒストリー・ミュージ