尼崎工場は、松下電器のプラズマパネルの生産拠点としては、大阪府の茨木第1工場、同第2工場に続き、国内3拠点目。中国・上海の工場を含めて4拠点目となる。 尼崎工場は、当初11月の稼働を予定していたが、年末のプラズマテレビの世界的な需要拡大を見込んで、中村邦夫社長の号令のもと、前倒しで設備を整え、9月16日から生産を開始していた。 第1期となる現在の設備では、42型換算で月産12万5,000台の生産が可能となっており、茨木第1の3万台、茨木第2の12万台、上海の2万5,000台とあわせて、月産30万台体制となる。 また、尼崎の第2期の生産設備の稼働は、来年11月を予定していたが、これも4カ月前倒しで稼働する計画に変更したことを、このほど明らかにし、2006年7月には稼働する。第2期生産施設の稼働により、尼崎工場の生産能力は月産25万台となり、全拠点をあわせて42万5,000台の生産が可能