かつてSunでJavaエバンジェリストを務めたミコ・マツムラ氏が、OASISでSOAブループリント作成に取り組む。これを活用すれば、囲い込まれることなく、技術ベンダーを自由に選定できるようになるという。(IDG) SOAは矛盾をはらんでいるように見える。アプリケーションをプラットフォームにとらわれないサービスに変えることは、重複開発を避け、統合を進める素晴らしい方法だ。しかし、SOAが第一に本来ならば防ぐはずの、ベンダーによる囲い込みを避けるためのアーキテクチャー上のガイダンスを受けるところがないのだ。 標準化団体であるOASISは8月15日、効率的なSOAのアーキテクチャーと実装への道筋を示すブループリントを作成する計画を明らかにした。ブループリントには、具体的な製品やプラットフォームが規定されない。 この取り組みは、Webサービス管理ソフトウェアベンダーのInfravioで副社長を務め
2005年8月2日から4日間、パシフィコ横浜にてマイクロソフト主催のカンファレンス「Tech・Ed 2005」が開催された。このカンファレンスでは、マイクロソフト・テクノロジーに関するさまざまなセッションが、ITプロ、デベロッパー、アーキテクトなどを対象に行われた。 本稿では、その初日のラーニング・デーに実施された「SOAの設計手法」(スピーカーは、日立システムアンドサービスの酒井 達明氏)のセッション内容を、(技術解説的に)お伝えする(なおSOAといっても、本稿は新たなひとつの企業システムを構築するための手法を説明するものであって、ESBやBPELなどによる既存システムの連携については解説しないので、注意してほしい)。 この「SOAの設計手法」のセッションでは、次のような流れで話が進められた。 まず前半は、SOAで用いられるサービスについての説明である。アジェンダは次のとおりだ。 サービ
今回は、SOAによるシステム構築でカギになるBPELについて紹介する。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件) 清水敏正(技術理事 / IBM Distinguished Engineer) 前回は、システム開発においてSOA(サービス指向アーキテクチャ)という新たな潮流が訪れていることを紹介した。 今回は、4月下旬に確認された最新の情報を基に考察してみよう。残念ながら日本ではまだ本格的な業務改革を伴うSOA事例は皆無と言ってよい。では、米国を初めとする世界ではたくさん事例があるかというと、それも違う。世界でも本格的な取り組みは始まったばかりだ。しかし、着々と事例は増えているのも事実だ。 ここで紹介したいのは、テレコム業界の中堅卸売り業者の例である。名前を公表してよい許可を得てないので会社名を出せないのが残念だが、いずれ事例として公表されるであろう。その最新の事例には、「エポックメイキン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く