落札率95%以上が7割近く 八ッ場ダム関連工事の入札を巡り、前原国土交通相は24日の衆院国土交通委員会で、2001〜08年度に発注された100万円以上の工事のうち、落札率95%以上が7割近くに上るとの指摘を受け、「談合が行われていたと疑われるような状況。できる限り調査したい」との意向を示した。民主党の中島正純議員の質問に答えた。 中島氏は落札率について、国交省や県、県選管の資料や収支報告書を基に分析した。01〜08年度に入札された264件のうち、180件で落札率が95%以上との結果が出たという。 これに対し、前原国交相は「明らかに落札率が高すぎる」との見解を示し、「これだけ予定価格に張り付いているのは極めて異常だ」と言及した。 これに関連し、中島氏は06〜08年の3年間で、八ッ場ダム事業の受注業者から県選出国会議員や県議らが代表を務める22の政治団体に対し、総額4925万円の献金が行われて