闘論:安倍政権の教育改革 中川昭一氏/松本剛明氏 中川氏は、 教育基本法の改正は、現行法にない新たな概念を盛り込むものだ。例えば幼児教育や生涯学習、環境教育であり、国際人の育成に欠かせない「我が国と郷土を愛する態度」も時代の要請だ。心の中は強制されないが、自然と態度に出るのは健全なことだ。こうした点を教育の柱として再構築する必要がある。 と述べている。教育基本法がなぜあのように短いものになっているのか。それは、必要なものは別に法律を作っていけばいいと考えられていたからだ。教育基本法に盛り込むことなく、幼児教育や生涯学習、環境教育は十分に実施していける。新しい概念を教育基本法に盛り込まなければいけないという主張は間違いだ。中川氏は、「国際人の育成に欠かせない「我が国と郷土を愛する態度」も時代の要請だ。」と述べているが、時代がそれを養成しているのではなく、中川氏など政治家がそれを要請しているだ