2006.12.27 保守ブームについて テーマ:時事問題評論(3078) カテゴリ:時事問題 政界では最近「保守」がブームらしい。 「開かれた保守主義」(首相),「大衆全体の利益をつかむ新しい保守主義」(中川秀直自民党幹事長),「保守政治を取り戻す」(加藤紘一元幹事長),「日本の良さを保守する」(小沢一郎民主党代表),「我々こそが保守本流」(菅直人民主党代表代行)(12月23日付産經新聞4面) もちろん,何かを保ち守ろうとするからこそ「保守」なのであろうが,それが何なのかを言わなければ,ただ保守と言ったところで無意味である。 今の自民党の言う保守とは,大きくは戦後体制を評価するという意味での保守であるだろう。戦後は,GHQによって憲法などの大枠が定められ,その教えを忠実に守ってきたと言って良いだろう。そのことは,未だに米国に依存するという形で続いてもいる。が,米国の「植民地」のごとく生き