東京新聞の「ガソリン税暫定税率 2008年1月27日 朝刊」という記事に書かれている、自民党・民主党双方の主張に対して、その論理の流れを分析してしみようと思う。その接続詞の使い方などから、その論理がどのような流れになっているかを見てみたい。まずは、自民党道路調査会長 山本有二氏へのインタビューの中から、次の主張を取り上げて考えてみよう。 「――暫定税率はなぜ継続しなければならないのか。 「道路整備、維持の財源だからだ。自分の家の前、会社や病院までの道路を整備、改良してほしいのは全国共通の願いだ」」 ここで使われている「だから」という言葉は、その理由・根拠を提出するときに使われる。「継続しなければならない」ということの理由として、暫定税率が「道路整備、維持の財源だ」ということは果たして説得力があるだろうか。それを補強するものとして、「自分の家の前、会社や病院までの道路を整備、改良してほしいの