鳩山由紀夫首相は25日、国際結婚が破局して一方の親が自国に子供を無断で連れ帰った場合に元の国に戻すことなどを定めた「ハーグ条約」をめぐり、岡田克也外相と千葉景子法相と首相官邸で会い、早期加入に向けて検討するように指示した。政府は早ければ来年の通常国会での批准を目指し、国内法の整備も検討する。 首相は岡田、千葉両氏に対し、「この通常国会では無理だと思っているが、世界において日本は特殊な国だと思われつつあるから、そうではないと示していくためにも、ハーグ条約に対して出来るだけ早く結論を出すことが重要だ」と指示した。国会内で記者団に明らかにした。