国土交通省は2011年度の高速道路無料化の社会実験区間を決めた。10年度の37路線に宮崎道など6区間の約330キロを追加する。「こまない道」を選んだはずの10年度の実験で渋滞が発生したほか、11年度予算案も10年度並みの1200億円で、大幅な追加ができなかった。 6区間は、(1)道東道(占冠―夕張)(2)秋田道(北上JCT―秋田中央)(3)舞鶴若狭道(小浜―小浜西)(4)米子道(落合JCT―米子)(5)大分道(大分―日出JCT)(6)宮崎道(えびのJCT―宮崎)。6月から来年3月末まで実施する。これで総延長は約1980キロとなる。10年度に渋滞が頻発した沖縄道は平日のみ無料化前の料金の半額を徴収する。 トラックやバスなど高速料金で「中型車」以上の通行料では、夜間(午後10時〜翌日午前6時)を無料とする実験を北陸道などで始める。対象は約1500キロで、ETC搭載車に限る。 民主党は高速