自分の裸の画像をインターネットを通じて他人に送ってしまう「自画撮り被害」にあう子どもが、この5年間で倍増している。ネット上の何げない会話をきっかけに、見ず知らずの他人に言葉巧みにだまされるケースもあり、行政や警察が対策に乗り出している。 「三代目 J Soul Brothersのライブに行くお金が欲しい」 昨年11月、10代の少女のネット上のつぶやきに男が反応した。 「裸の写真を送ってくれたらお金をあげるよ」 お金をもらえるなら――。軽い気持ちから写真を送信すると、今度は交際を申し込まれた。拒否すると、男の態度が豹変(ひょうへん)した。「写真をばらまかれたくなかったら言うことを聞け」 警視庁は今年7月、40代の男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕し、こんなやりとりがあったことを明らかにした。男は少女の写真をネット上に拡散させ、いまもすべては削除されずに残っているという。
![裸の「自撮り」なぜ送るの? 巧妙な手口、消せない痕跡:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dbd0bdbffde2ad3fe4374063b2e93065547808bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20171125000738_comm.jpg)