森友学園問題をめぐり、安倍昭恵総理夫人(54)に注目が集まっている。今月1日の予算委員会では、安倍総理から「妻は私人」「犯罪者扱いするのは不愉快」との発言も飛び出したが、以下の振る舞いをもってしても「私人」と言い張ることができるのか――。 *** 「全国高校生未来会議」なるイベントが衆院第一議員会館、そして総理公邸で行われたのは昨年3月のことだった。18歳選挙権の実施を前に模擬投票などを行う趣旨の催しだが、文部科学省と総務省が後援、優秀者には総務大臣・地方創生担当大臣、そして内閣総理大臣の各賞が贈られるという大盤振る舞いだ。 これほどの規模でイベントを行うことができた背景には、主催する一般社団法人「リビジョン」と昭恵夫人との密接な関係があった。 「安倍昭恵さんから、未来会議をバックアップしてほしいという打診があったのです」 と語るのは文科省の関係者である。昭恵夫人からは“文部科学
〈ほんの少し世の中が分かってきたこの頃は 傷つくことも増えてくけれど 最後は自分には負けたくない〉。SPEED時代、こう歌っていた今井絵理子(33)は、「選良」の役目をどれだけ分かっているのだろうか。初当選以来、いまだ彼女に政策秘書がいない理由とは。 *** 〈えー与謝野さん、すごくサワヤカな方で、私まだ一回もお会いしたことがないんですけども(中略)本当にポスターを見るとサワヤカな方だなと……〉 今年2月の東京・千代田区の区長選挙で与謝野信候補の応援に立った今井参院議員の弁である。会場にいた支援者の1人が言う。 「あの演説にはガックリですよ。区長選は、小池都知事が推す候補に対して自民党推薦の与謝野氏が圧倒的に劣勢でした。そこで今井さんが投入されたのですが、話を始めると中身がなくて、会場はシーンです」 上に言われてしぶしぶ応援にきたのだろうか、自民党の関係者も嘆息するのだ。 「今
■「子どもの貧困」は日本にも存在する 「子どもの貧困」と耳にすると、どこか遠い国の話題と感じる読者が多いかもしれない。しかし、子どもの貧困問題は経済大国日本においても確実に存在しており、拡大しつつある。 現状を紹介するために、わかりやすいデータをいくつか示すところから始めたい。わが国の子どもの貧困率は上昇傾向にあり、2012年は16.3%となっている。すなわち、6人に1人の子どもが貧困状態にある計算となる。子どもの貧困率とは、相対的貧困状態にある17歳以下の子どもの割合を指す。相対的貧困とは、貧困ラインに満たない暮らしを強いられている状態である。親1人、子2人のような3人世帯の貧困ラインは、約207万円となっている。 ここで読者は不思議に思うかもしれない。「207万円もあれば暮らせないこともないだろう。仮に6人に1人の子どもが貧困状態にあるとしても、自分の周りにそんなに貧しい子どもは
フェイスブック利用者の投稿件数が大きく減少していることが、最新の調査によって明らかになった。マーケティング企業のMavrckは、2016年のフェイスブック上の投稿2,500万件を調査したレポートを発表した。それによると、ユーザーによる投稿数が2015年に比べて29.49%減少したという。 一方、ニュースフィードのエンゲージメントは7か月連続で減少していたが、2015年9月から2016年3月にかけてプラスに転じた。これは広告よりも、ユーザーからの投稿や動画を優先表示するようにアルゴリズムを変更したことが原因と思われる。広告主たちの希望に反し、広告表示を減らした方がフェイスブックにとってメリットが大きいことになるが、収益面とのバランスを図ることが今後の課題になる。 今回の調査結果で注目すべきキーワードは、「アルゴリズムのアップデート」だ。フェイスブックが定めたルールにユーザーは良くも悪くも大
渦中の「森友学園」運営の「塚本幼稚園」。保護者が語る衝撃の実態――『日本会議の研究』著者・菅野完氏緊急リポート 朝日新聞がスクープした「森友学園事件」(※asahi.com参照)は、瞬く間に世間の耳目を集めた。国有地を9割引もの破格の値段で買受けていたのだ。話題になって当然だろう。 『日本会議の研究』著者である菅野完氏の元にも報道各社から取材申し込みが多数あったという。それも当然だ。同書では、学校法人森友学園と同法人が運営する「塚本幼稚園」に触れていたからだ。そうした経緯もあって、著者の菅野氏は急遽大阪に飛び、取材を重ねたところ、衝撃的な事実に遭遇したという。 「いや、今回は我が不明を恥じます。これまで私は間違っていた。認識が甘かった。その間違いと認識の甘さについて謝る。本当に申し訳ない」 SPA!編集部からの電話に、菅野氏は開口一番こう言った。 いったい、なぜ? 「いやね、これ
「マッド・ドッグ(狂犬)」と呼ばれるマティス国防長官の来日に当初、安倍政権は戦々恐々だったが、こちらは民進党代表の「飼い犬」のトラブルである。蓮舫氏の母君がリードも付けずに犬を走らせ、おまけに糞の始末もそっちのけと近所の住人は怒るのだ。 *** 東京・目黒にある蓮舫氏の家では3頭の犬が飼われている。白いスピッツが2頭、茶色のトイプードルが1頭だ。夕方になると、母親の桂子さんが犬たちを連れて散歩に出かける姿をよく見かけるという。娘夫婦が忙しいこともあって、自然と母親の役目になってしまうのだろう。犬を連れた老婦人が閑静な住宅街を散歩する姿は微笑ましくもある。 ところが、ご近所からはこんな声が上がっているのだ。 「蓮舫さんのお母さんは、いつも犬を連れてうちの前を通ります。白い犬にはリードを付けているんだけど、小さい方は放し飼い状態であちこち走り回るんですよ」 “事件”が起きたのは昨年の
「都民ファースト」を掲げる小池百合子東京都知事(64)だが、その実態は「自分ファースト」が透けて見える。 先頃の千代田区長選では“ドン内田”との対立演出のために多選批判を抱える候補を担ぎ、「小池新党」と共に都議会の過半数を狙う公明党に配慮した「政局利用」(都政担当記者)の予算を発表。さらには、小池氏のある側近の悪評も持ち上がっていた。 「政務担当の知事特別秘書の野田数(かずさ)さんです。『小池塾(希望の塾)』の事務局長も任されていて、小池さんの最側近のひとりなんですが……」 と、都庁関係者が眉をひそめる。43歳の彼は小池氏が保守党の国会議員だった頃に秘書を務め、その後、都議を経てアントニオ猪木参議院議員の秘書に転じるなど、親分である小池氏同様、有為転変の政治人生を送ってきた。 「総選挙での落選経験があり、不遇な時期もあった野田さんは今、小池特別秘書として、トラの威を借る狐になってい
局アナに「看板」を背負わせるのは酷だったか――。テレ朝局内ではそんな声が漏れ始めているという。富川悠太アナ(40)が古舘伊知郎氏から「報道ステーション」のメインキャスターを引き継いだのは昨年春。だが、大抜擢から1年を待たずに、優等生すぎる「夜の顔」には予想外の数字が突きつけられていた。 *** 「上期最大の収穫のひとつは報道ステーションのリニューアルが成功したこと」 昨年9月、テレ朝の早河洋会長はそう胸を張った。 確かに、昨年度「上期」の平均視聴率は古舘時代と変わらない11・4%を記録。日によっては13~14%台を叩き出すことも珍しくなかった。ところが、 「ここ最近、目に見えて数字が急降下しているのです。特に、1月はかなりひどい」 テレ朝関係者はそう打ち明けるのだ。 たとえば、4日の視聴率は過去最低クラスの6・7%。裏番組が新年のバラエティ特番に占拠されていたとはいえ、「看板
日本のニュースメディアのトランプ報道は過熱の一方である。トランプ新大統領の就任直後からの大胆な政策の数々には明らかに乱暴な措置もある。それらの政策の内容を冷徹に報じ、欠陥や弊害を論理的に批判することはメディアの責任でもあろう。 だからといってトランプ氏をナチスのユダヤ人大虐殺の張本人側になぞらえるのは明らかに扇情的な過剰報道だろう。いや報道という名にも値しない。民主主義的な選挙で選ばれたアメリカの政治指導者がそれなりに法律に沿って実行する措置はあくまで非暴力の範囲内だからだ。しかもトランプ氏がナチスと同じだという主張はたとえ比喩にしても、根拠がない。 しかし朝日新聞はトランプ叩きをそこまでエスカレートさせてきたのだ。1月29日朝刊のコラム「天声人語」のトランプ大統領糾弾は常軌と呼べる範疇を越えていた。アウシュビッツでの大虐殺の実行者をトランプ氏に重ね合わせていたのだった。 このコラム
昨年7月の参院選に当選した121議員の「資産等報告書」が公開されたが、抜け道を使って資産を低くみせかける議員は多い。公開すべき預貯金は定期預金のみであり、普通預金などはその対象外。また、大臣以外の国会議員は本人名義の資産が対象となっており、親族やファミリー企業の名義にしてしまえば確認が不可能なのだ。 「政治資金規正法と違って罰則規定も設けられていません。要は穴だらけのザル法なのです」(政治と金の問題に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授) その点、宮澤喜一元総理の甥に当たる宮澤洋一議員(66)は、経産相時代には妻の所有する株式まで報告していた。しかし、現在の株価で2000万円を下らないと思われる妻の資産は、今回は公表されていない。 「宮澤さんが妻を扶養しているなら、生計を同じくし、一緒に資産を形成していると捉えるべきです。やはり、全ての議員が大臣と同じく、親族まで含めた範囲で資産を公表す
野党の反対を押し切り、カジノ解禁を含むIR法案、年金カット法案を強行採決するなど、“数の力”でやりたい放題の安倍政権。今度は1月下旬から始まる通常国会に、自民党が提出する予定の「家庭教育支援法案」(仮称)が物議を醸している。 家庭への支援というと「経済的な理由で進学できない人への支援」「いじめにあっている子どもの家庭にカウンセリング」など、困っている人に手を差し伸べるような法律なのかと思いきや、そうではない。憲法改正へ着々と準備を進めているのが透けて見えると識者は警告する。 どんな内容なのか、立命館大学法学部教授の二宮周平さんに聞いてみた。 「平たく言うと『家庭で親が子に、国や社会で役に立つ人になるための教育をしましょう』『国や自治体はその手助けをします』ということです。今、学校では、いじめや不登校といった問題が起きており、先生たちは、生徒一人一人のケアに手がまわらない状態です。家庭
俳優、歌手の杉良太郎さん(72)がベトナムで支援活動を始めて今年で28年。孤児を里子にし、今年9月にはその数176人となる予定だ。日本語学校の運営、孤児の養護施設・盲学校への寄付などベトナムに投じた私財は分かっているだけで17億円に上る。「売名」「偽善」と陰口をたたく人もいるが、杉さんは「見返りなどいらない。受けるべき愛情を受けられない子供たちを助けたいだけだ」と話す。 ◇ ◇ ◇ 杉さんがベトナムに初めて来たのは1980年代後半。孤児の養護施設を訪れたとき、その食事を見て衝撃を受けた。食べていたのは、わずかなご飯に草を混ぜたようなおかゆ。食べ物とは思えないひどいにおいだった。15歳のときに新人歌手として慰問で訪れた日本の刑務所と同じにおいだった。食事が悪いせいか、みんな背が低い。 子供たちが土産の菓子に大喜びするなか、一人だけ寂しそうにしている少女がいた。通訳を介して話しか
今月4日に公開された、昨年7月の参院選に当選した121議員の「資産等報告書」。抜け道を使って資産を低く見せかける議員は多いが、「正直者」のセンセイたちを紹介しよう。 資産総額9899万円で、121議員中3位につけた1回生は、元SPEEDの今井絵理子議員(33)。目を引くのは彼女の所有不動産だ。 資産報告には、〈那覇市字当間溝江原〉に337平方メートル、〈沖縄市字嘉良川〉に815平方メートルとある。実は、前者は自衛隊の那覇基地、後者は米軍・嘉手納基地の土地であり、彼女は歴(れっき)とした「軍用地主」ということになる。 事務所の解説によれば、 「今井がSPEED時代に得た金は父親が管理しており、ご指摘の土地は資産運用の一環で購入しています。沖縄では一般的な運用方法ですが、確かに、出馬する前には“土地を親名義に変えたほうがいい”という声もありました。ただ、今井本人は、“軍用地を持っている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く