世界最大のスポーツイベントとされるスーパーボウルも、金融危機に端を発する世界的不況の影響からは逃れられない。 試合を放送するNBCテレビは、30秒のCM枠を300万ドル(約2億7000万円)で売り出した。視聴率が高いスーパーボウルはプロモーション効果を期待できるため、従来なら全米有数の企業がCMに大金を投じるのは当たり前だった。 ところがNFL公式スポンサーのゼネラル・モーターズ(GM)は、経営破綻(はたん)の危機に直面しており広告を断念。フェデラル・エクスプレスもCM枠を購入しなかった。USA TODAY紙によれば、29日の時点でCM枠が2つ残っているという。 CM枠の大半は、金融危機発生前の昨年春に購入されている。ここ10年で2倍にまで跳ね上がっているCM料金が来年も上がった場合、GMのように断念する企業が増える可能性もある。 「困難な時期に直面している。不確定要素があり、収益