2日の朝に京都にいたのだけども、初売りということで、どこの百貨店にも福袋を求める大行列ができていた。 ま、これは京都に限らず、小売の現場では毎年の風物詩。一昨日はテレビで渋谷109の福袋戦線の模様を見たが、あれは凄いな。戦場だな。場立ちがいたころの東京証券取引所を思い出した。 「買いだ、買い!」「売るぞ!」 鉄火場。 で、ふと思った。 「なんで本の福袋ってないんだろう」 いや、理由はわかってる。再販制度のせいだ。 再販売価格維持 - Wikipedia 日本では基本的に本の値引き販売が認められていない*1。定価販売しかできない。それだと福袋が作れない。作ったとしても単なるセット。福袋が魅力なのは、本来の価格よりも安いからであって、安いからこそ中身がわからなくても買う。いらないものが混じっていても、トータルではお得だからという損得勘定で買う*2。 けれど、これが定価なら意味がない。欲しい本を