2009年という年は食品衛生に関わるものにとって、一つの到達点とも言える素晴らしい成果を成し遂げた年でした。その成果とは、初めて年間を通じて食中毒死亡者が0人であったということです。 参考資料 厚生労働省:食中毒に関する情報(平成21年食中毒発生状況 もしくは年次別食品発生状況を確認のこと) (ただし、現在厚生労働省のHPにアップされていないデータについては、サイト:たまご博物館の食中毒統計を参考にしました) このままだと、直近の状況がわかりにくいので、90年以降のみ抜粋したのがこちらです。食中毒死亡者数の推移:平成2年(1990年)以降 厚生労働省の資料を元に作成 戦後まもない1950年代においては毎年300人近く、多い年には500人以上の人が食中毒によってなくなっていました。このころは安全よりも、まず量を満たすのがやっとであったと思われます。また、冷蔵など安全に供給する技術もほとんどあ
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