昨日発売された、今週のモーニング誌に掲載された漫画が大きな話題になっている。タイトルは「いちえふ 〜福島第一原子力発電所案内記〜」。 原発事故後の福島第一原発を紹介したルポ漫画だ。 作者の竜田一人は実際に昨年6月から12月までの半年間、福島第一原発で作業員として働いていた。元々漫画家として活動していたが、さまざまな職を転々としている際にあの事故が起こり、「高給と好奇心。それにほんの少しは被災地の為という義侠心から」福島第一原発の仕事を求め、作業員となった。そう、これは作業員の視点から描かれた、「福島の現実」を描いた作品なのだ。 本作では淡々と「いちえふ」での日常がモノローグを中心に語られている。 「いちえふ」とは、「1F」であり、福島第一原子力発電所のことを指す。現場の人間、地元住民は皆こう呼んでいて、1Fをフクイチと呼ぶ奴はまずいないとのこと。 この「いちえふ」を廃炉に向けて懸命に取り組