『雲のむこう、約束の場所』(2004) 原作・脚本・監督:新海誠 音楽:天門 声の出演:吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香 フルデジタルで作り上げた個人制作短編『ほしのこえ』を2002年に発表し、鮮烈なデビューを飾った新海監督が、初の商業長編作品に挑んだ2004年公開の本作。原作・脚本・監督・撮影・美術を新海自身が手がけた同作は、日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界が舞台。国境のかなたにそびえる塔と彼女への憧れを胸に抱いた2人の少年は飛行機を作るが、果たして彼らはいつかの放課後に交わした約束の場所に立つことができるのか…という物語が展開される。 この作品は自分にとっての初の長編映像作品となりました。この作品を一言でいうと、大変だったということに尽きますね。僕はこの作品の前に個人制作短編の『ほしのこえ』という作品を発表していて。会社勤めをしながら、勢いで二十数分の映像を作ったのです
劇場長編アニメーション映画『君の名は。』の制作を始めたのは、2014年の夏でした。着想のきっかけはいくつかありましたが、ひとつは小野小町の有名な和歌です。 「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを」 好きなあなたを夢で見た、夢だと分かっていたならば目覚めなかったものを——そういう歌です。 新作映画『君の名は。』は、現代の日本を舞台にした、少年と少女の物語です。少女・三葉(みつは)は山深い田舎に暮らしていて、少年・瀧(たき)は東京都心の高校生。面識のないはずの彼らが、ある日互いの夢を見ます。それもものすごく具体的に、相手の生活そのものを体験する夢です。その夢に隠された秘密はいったいなんなのか——そんなところから、物語は始まります。現時点ではまだこれ以上の詳細はお伝えできませんが、思いきり楽しくて切なくて、生活の細部がそのまま宇宙の広がりにまで繋がっていくようなスケール感が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く