今日はプレゼンテーション。今夏、得意先で提供するカレーの試食会。得意先の担当者、ウチの会社のスタッフ、そしてウチにカレーを売り込みにきている業者数社の担当者が参加する我が社にとっての関が原、部長曰く、つーか毎回の決まり文句、「絶対にしくじってはいけないプレゼンテーション」。今回の試食会は営業一課が主催、なので二課の僕はヘルプ要員。 朝のミーティング、部長の訓示。冒頭の挨拶、なぜか会議室の切れかかった蛍光灯の点滅チカチカに合わせて、お、は、よ、う。「今日のプレゼンテーションはし、しし、失敗が許されない。9回の表一死満塁カウント2−2、一球も外せないサヨナラの局面だ」なにがいいたいんだ?部長は続けた。「得意先に喰らいつけ!」。部長、声を一段を張り上げて「馬鹿になってお客に気に入られろ!お前らは出来が悪いが今日だけは許す…馬鹿になれ!俺も馬鹿になる!俺の営業テクニックのすべてを見せてやる!人の嫌