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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/cloud_leaf (7)

  • 狙う - 蒸散する物語

    雑記 | 11:33 | 書こうと思っていきなり躓いたのですが、さてどう書こうかな……。以前のエントリーで触れたことがありますが、ぼくはアーチェリーで全国第三位になったことがあります。ちゃんと竹下登とか書いてある賞状もある。あほらしいですね。でまあ実際あほらしい記録なんですけれども、いかにあほらしいかというのはここではもう触れません。あんまり言うと自分が寂しくなるから。人生、ちょっとしたはったりも大事です。ぼくの場合ははったりだけで九割超えるのが問題ですが、ばれなければはったりではない。とにもかくにも、アーチェリーは意外にまじめに打ち込んだ時期があります。アニマル的(まと)を射ろとか言われてうんざりしたのと、あと紳士淑女のスポーツだから女子は白のスカート、男子は白のスラックスを着用とかわけの分らないことを言い出して、しかもそれに関する下品な冗談とかもあって、当に気味が悪くなってやめてしま

  • 2010-11-10 - 蒸散する物語

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2010/11/14
    これをよめて、しあわせ。/多分、なにもいらない。書くだけでいいし、読むだけでいい。そんな文章。
  • 蒸散する物語

    異なる視点から | 21:34 | 先日、相棒から演習林実習の追記と写真が届きました。実習はすでに終了しているのですが、今回は彼女の実習報告をお送りいたします。それにしても、いったいいつになったら熱帯雨林調査の報告と写真になるのだろう...。熱帯の動植物の写真は面白いので、みなさんにもぜひご覧いただきたいのですが。ぼくはと言えば、彼女の帰国後、ぼくの苦手な生物の写真を無理やり見せられて泣きました。もちろんこのブログではそんな気持ちの悪いものは載せないのでご安心下さい。なお、前回彼女のエントリーにたくさんのスターをいただきましたことを感謝いたします。以上、嫉妬で歯をギチギチならしているcloud_leafでした。----------------こんばんは、cloud_leafの‘相棒’です。相変わらず演習林からお送りしています。読んでくださった方、ありがとうございます。気恥ずかしさのあまり奇

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2010/07/14
    二人称は馴染みがないので難しい。《それはきみの頭の中に響いている音楽だった。》で距離感が是正されるがマジックテープのようなバリバリ音が聞こえる。/その後からはいいなー、読んでいて幸せ。
  • それはまるで珈琲のような - 蒸散する物語

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2010/06/21
    今年最大級のあるあるネタ。描くことに迷いを持ったことのない天才肌でもなければ一度は通る道。というか、迷いの森。抜け出せなくて困っています。
  • きみに贈りたかったもの - 蒸散する物語

    物語 | 17:36 | まだ薄暗いうちから目を覚ます。独りで暮らすには広すぎる家は夜の間に冷え切り、雨戸の隙間から弱々しく差し込む光のなか、きみの吐く息が白く広がる。気合を入れて布団から這い出し、雨戸を開けて布団をたたむ。コーヒーを沸かし、その間にベーコンエッグを作る。新聞を読みながらコーヒーを啜り、トーストを齧る。真冬でも暖房は入れないが、それでもきみが動きまわるうちに、部屋の空気は少しずつ緩んでいく。器を洗い、シャワーを浴びる。最初の十数秒は水しか出ず、歯をいしばって悲鳴をこらえる。それでようやく、目が覚める。シャワーを浴びながら、髭を剃る。――知っているか? 最近の髭剃りは五枚刃なんだぞ。水音を通して、ふいに父親の声が鮮やかに甦る。あれは亡くなる一年ほど前だったろうか、まだ外出する元気のあった父親が、ある日買い物から帰ってくるなりきみにそう言ったのだった。病状の見通しが暗いこと

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2010/01/31
    地力が凄い。/「きみ」という二人称の距離感が文体と合っていていいのだけど、敢えて「きみ」にした(他の)理由を訊くのは野暮かしらん?
  • ニムロデの祈り - 蒸散する物語

    物語 | 21:18 | 1 射位に立ち、足踏みから胴造りへ。弓構えのまま目を閉じる。周囲からあらゆる音が消え、ぼくにはすでに的をまっすぐ射抜いた矢が見える。ぼくは弓であり、矢であり、同時に的だった。目を開き、打起しから引分け、会へと流れる。会は永遠に続き、離れは意志によってではなく、ただ時が満ちたが故に訪れる。放たれた矢は引き寄せられるように的の中心へ突き立つが、それはすでに起きていたことだ。残心の構えのまま、ぼくはすべてが一致し満たされていたあの永遠を惜しむ。  午前中の準決勝は順調に勝ち残り、結果はどうであれ残る決勝が高校における和弓の締めくくりとなる。勝てば二連覇となるが、不思議と緊張はなかった。もともと勝負にはあまり関心がないのも幸いしているのだろう。とは言え、勝てばそれだけ射られるのは嬉しい。ぼくが一年のころ弓道部はほとんど廃部寸前だったから、同学年はひとりもいない。今年も総体

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2009/11/23
    出だしと結びが格別ですね!
  • 本の呼ぶ声 - 蒸散する物語

    物語 | 14:53 | を読むのが好きな子供だった。友人はいなかったが、それをさびしいと思ったことはない。世界にはぼくの知らないことが無数にあったけれど、一歩図書館へ入り手を伸ばせば、そこにはすべてに対する答えが、あるいは答えを求めるための手がかりが記されたがあった。身体の弱いちっぽけな子供だったけれど、他のどの子供も体験したことのないような冒険に、ぼくは頁を開くだけで旅立てるのだった。学校でも家でも、暇さえあればを読んでいた。たまに裏山をひとりで散歩することもあったけれど、見たことがない植物や昆虫をみかけたり、あるいはその生態などにふと疑問がわけば、ぼくはすぐに家に戻り、父の書斎にある百科事典や図鑑でそれを調べた。大学へ進んでもぼくのそんな性格に変りはなく、ただ、知りたいことが増えるのと同時に手が届くの数もまた一気に増えたことが純粋に嬉しかった。ぼくがに関してある種の才能を持

    keiseiryoku
    keiseiryoku 2009/10/13
    すてき。
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