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2007年2月27日のブックマーク (1件)

  • さあ? 小説家は小説をどう読むのか? 『小説の読み書き』

    小説の読み書き(佐藤 正午) amazon bk1 このは企画を思いついた編集者のアイデアの勝利でしょう。 プロの小説家は他人の書いた小説をどう読むのか? ただの読者とは違う、小説家の読み方、書き方とは? 小説家でない多くの読みにとって、これはもう、好奇心がわきます。このの存在を知ってすぐにアマゾンで注文しました。真っ先に読みました。 小説家の佐藤正午が、川端康成、志賀直哉、森鴎外、永井荷風、夏目漱石といった大家の作品を読んで感想文を書いていきます。やはりただの読者とは視点が違います。普通の書評や感想文は、書いてある内容や筋書き、主題を語ることに主眼を置いていますが、文体にやたらとこだわっています。まぁ文体を重視した書評も世の中にはありますが、「自分だったらどう書くか」という視点をもてるのは、やはり小説家だけでしょう。 三島由紀夫は耳が良くて、音にこだわって書く。太宰治は読点を打ちま