小田嶋隆「大日本観察」 2010年02月04日09:50 担当者より:コラムニスト・小田嶋隆さんによる連載コラムをアップしました。ぜひご覧ください。 配信日:2010/01/20 Googleが中国市場から撤退することになるかもしれない。とすると、これは大事件だ。 以下、記事を引用する。 《Googleは昨年12月中旬に中国を起点とするサイバー攻撃を受けた。Googleの調査によると、攻撃者は中国の人権擁護活動家のGmailアカウントをねらっており、米国、中国、ヨーロッパのGmailユーザーのうち、中国の人権擁護の支援者のアカウントも第三者にアクセスされていたという。Googleは、この問題は単なるセキュリティ被害にとどまらないと判断。中国政府と話し合いを行うとしているが、中国における攻撃と検閲の状況が変わらなければ、中国でのサービス提供を断念する可能性があるとしている。》(以上、
都内のコンビニで働く顔なじみの王さんはあっと言う間に姿を消し、居酒屋で働いていた愛想のよかった李さんもいなくなった。語学学校からは中国人講師が一斉に帰国してしまった。「彼らはいつ戻ってくるのか」と、ため息をつく経営者もいる。 「いきなり帰国なんて無責任じゃないか!」 横浜中華街からも多くの中国人が逃げ出した。横浜に古くからいる中国人経営者と、出稼ぎに来た中国人労働者がもめた。 「老板(社長)、俺、明日帰ります」 「明日だと? あまりにも急じゃないか」 「でも、航空券買ったんです」 「もういい、お前はもう二度とここには帰ってくるな!」 「地震直後、シャッターが開いている店は全体の3分の1程度だった」と、横浜市在住の会社員は話す。 中国人だけではない。アジアの他の国から日本に働きに来ていた労働者も引き揚げた。東京のある零細企業の経営者から悲鳴が上がった。 「この忙しいさなかに、あいつらは一体何
本日は、ある日本のお客様に中国の銀行で、銀行口座を開設してみたいといわれていたので、上海にある中国工商銀行に案内して、個人口座の開設を行ってきました。 日本人が、中国で個人口座を開くには、基本的には、日本のパスポート、中国国内の住所 それと、携帯電話の電話番号があれば、開設可能です。 ※携帯電話の番号は、街の売店で、プリペード式の携帯電話のカードを取得すれば、大丈夫です。 窓口に行って、銀行カードの申請と、USBカードの申請を同時におこないました。 USBカードの使用用途は、ネットバンキングをする際の、キーロックのようなもので、パソコンに、USBカードを差込、そのカードに記憶している情報で、銀行のサーバーと接続して、インターネットバンキングが出来る仕組みになっています。 30分程度で銀行口座を開設することができます。これから、もっと中国の銀行で銀行口座を開設したいとおもう日本人が増えるでし
2011年4月13日、中国鉄道部の盛光祖(ション・グアンズー)部長は、国内を走行する高速鉄道列車の最高時速を現行の350kmから300km以下に抑えると表明した。14日付で中国網が伝えた。 【その他の写真】 最高時速を引き下げた理由について、盛部長は「最高時速350kmに設定された線路で、時速300kmで走行した方がより安全性が増す。それにより、運賃も安く抑えることができる」と説明した。7月1日のダイヤ改正に合わせ、時速300kmと時速200〜250kmの2種類の列車を走らせ、運賃も2段階に分ける予定。高速鉄道の運賃については「高すぎる」との批判が出ていた。 中国の高速鉄道はこれまで営業運転速度350kmで走行し、世界最速をアピールしていた。今年2月には、6月にも営業運転が開始される予定の北京―上海間で最高時速400kmの走行試験も行われたばかり。(翻訳・編集/NN)
「日本は独断専行するな」=放射能影響で「さらなる行動も」−中国紙 「日本は独断専行するな」=放射能影響で「さらなる行動も」−中国紙 【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報は9日、福島第1原発の放射能汚染水を海に放出した問題で「日本は独断専行してはならない」と題する署名入り論評を掲載し、「中国は事態の進展に応じてさらなる行動を取る権利を有する」と主張した。 論評は、汚染水放出が国際法に違反するかどうか「判断が難しい」とする一方で、「放射性物質の大気・海洋への拡散や影響は非常に複雑で、他国に損害を与えるかどうかは日本単独では認定できず、国境を越える危機にも日本単独では対応できない」と指摘。「(汚染水放出など)重大な決定をする前に関係国に通報し、必要なときは影響を受ける国と十分な協議をすべきだ」と強調した。(2011/04/09-20:50) 一覧に戻る
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は昨年、後継者は自分が生きている間に指名するか、いっそ選挙で選ぶことになるかもしれないと語った。本来は死後にその生まれ変わりと認定された者が後継者となるべきところだが、それを中国政府に選ばれてしまうのでは、チベット人の支持は得られないと懸念したからだ。 だが昨日ロイターが伝えたところによると、中国政府は例によってダライ・ラマの考えに猛反発している。 中国政府に任命されたチベット自治区のパドマ・チョリン主席は、ダライ・ラマに輪廻転生を廃止する権利はないと語り、チベット対する中国の強硬姿勢を改めて鮮明にした。「そんなことは許されない。不可能だと思う」と、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)の傍らで彼は語った。 「われわれはチベット仏教の歴史的慣例と宗教儀式を尊重しなければならない」と、チベット人で元人民解放軍兵士のパドマ・チョリンは言う。「輪
「敵」を見ればその国の大きさがわかる。一人の芸術家や「ジャスミン」という検索語にも脅える中国が大国のはずはない 国力を測る方法はたくさんあるが、どれも非常に不完全なものと言っていい。GDP(国内総生産)という概念を考案した米商務省の担当者らは、本当の意味での経済の健全性をみる指標として使うべきではない、とくぎを刺した。GDPはかなり限定的なものだし、そこに含まれていない多くの要素があるからだ。 防衛支出だけで、ある国の軍事力を測るのも不十分。軍事力を考える上では、それを行使する政治的意思といった他の要素が極めて重要になってくるからだ。天然資源はあるに越したことはない。しかし資源があるがゆえに、それ以外の分野の開発がなおざりになれば資源は「災いの元」になりかねない。教育が行き届き、雇用が確保され、国民と政府が目標を共有していれば、人口の多さは素晴らしい原動力になり得る。しかし実際はそういうケ
高齢の親と離れて暮らす子供に対し、もっと親の面倒を見るよう法律で定めようとする動きが浮上。「一人っ子」世代の間で親孝行の定義が変わりつつあることも背景に 久しぶりの里帰りで女子学生が家族と涙の再会を果たす。「会いたかった」と母親を抱き締め、父親にほほ笑み掛ける。「さあ、おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行こう」──。 これは今年2月の春節を前に、中国政府が制作したキャンペーン映像。「地方の両親に会いに帰ろう」と呼び掛けるもので、1月に上海の地下鉄の車内モニターで繰り返し流された。もはや里帰りも若者の道義心だけに任せてはいられないようだ。 急速な高齢化が進む中国では、高齢の親と離れて暮らす子供に対し、もっと親の面倒を見るよう法律で定めようとする動きも出てきた。現在検討されている高齢者権益保障法の改正案では、高齢の親と別居する子供に「頻繁」な訪問を義務付けようとしている(ただし「頻繁」の定義は
中国政府は、このところテレビドラマで人気を集めるあるジャンルの取り締まりを始めた。中国に関するブログ「チャイナ・ハッシュ」の記事を見てみよう。 タイムトラベル物のテレビドラマではたいてい、現代に生きる主人公が何らかの理由、何らかの手段で時空を旅し、古代の中国へたどり着く。そこで彼(または彼女)はさまざまなカルチャーショックを体験するが、少しずつ環境に慣れていき、ついにはその時代の誰かと恋に落ちる。 中国の視聴者がこの手の話が好きなのは間違いない。政府当局の国家ラジオ映画テレビ総局はそれが気に入らないようで、タイムトラベルを扱うドラマの制作停止を命じた。 停止の決定は4月1日のテレビドラマ監督委員会の会合で下されたが、なにもエイプリルフールの悪ふざけというわけではない。ドラマ制作に反対する当局にはもっともな理由がある。 「タイムトラベルはテレビや映画で人気のテーマになりつつある。だがその内容
[読了時間:1分] 米Facebookと中国の検索最大手Baidu(百度)が、中国国内で新規SNSを共同で立ち上げることで合意に達したと中国の情報サイトSohu.comが報じている。米Bloomberg通信やLos Angeles Timesなど有力報道機関がSohu.comの記事を転電している。 FacebookのCEOのMark Zuckerberg氏が百度のRobin Li氏と会合を持ったことから、合弁事業の可能性を指摘する報道はこれまでにもあったが、両社が合意に達したという報道は初めて。百度の複数の社員からの情報だという。 Facebookは中国では禁止されていることから、Facebookが中国企業との合弁事業という形で中国進出を狙っている可能性は十分にある。合意の詳細は明らかになっていないが、合弁SNSは本家のFacebookととは統合されず、独立した形で運営されるという。サービ
伝統的な中国の経済成長モデルが成立する条件は、アメリカとその他数カ国が過大な消費を続けてくれることだった。これらの浪費大国が稼ぎを上回る消費で貿易赤字を膨張させ続けてくれれば、その需要に輸出で応える中国には貿易黒字が積み上がる。 だがこのモデルは壁に突き当たっている。ひょっとすると既に崩壊したかもしれない。なぜなら、アメリカは政府・民間共に債務が過大になり過ぎて、とうとうデレバレッジ(借金への依存度を減らすこと)へと追い込まれているからだ。アメリカ人消費者は支出を切り詰め、国全体では輸入を減らして、借金返済のための貯蓄を増やすしかない。 中国の成長がアメリカの借金に依存している証拠に、米政府が財政赤字を減らし始めると、中国の貿易黒字は急減した。 それでも、中国は年率8%強の経済成長を維持してきた。それはなぜか。貯蓄を減らして消費を増やしたからではない。代わりに、商業用不動産や住宅、道路や空
ジョシュア・カーランジック(米外交評議会研究員)、長岡義博(本誌記者)、アイザック・ストーン・フィッシュ(北京特派員) 中国人民解放軍きっての外国通、熊光楷(ション・コアンカイ)上将(大将)は最近いら立っている。ただし怒りの対象は中国の庭先である黄海に原子力空母を派遣すると表明したアメリカでも、沖縄の尖閣諸島沖で中国漁船の船長を逮捕した日本でもない。最高指導者だったトウ小平の「遺言」が、世界から間違って解釈されていることに我慢がならないからだ。 中国政府は、これまでトウが90年代初頭に残した「才能を隠して外に出さない(韜光養晦)」という方針を忠実に守って外国と付き合ってきた。熊に言わせれば、最近この言葉は国外で「能力を隠して再起を待つ」とか「野心を隠して爪を研ぐ」と誤訳されている。「この言葉の真意は自分の力をひけらかさないということにある。それが中国人の伝統だ」と、熊は先月広州市で開かれた
中国の男性に圧倒的な人気を誇っているセクシータレントの蒼井そらが、自身の誕生日である11日に中国のポータルサイト、新浪(sina.com)でミニブログを開設し、1日で20万を超えるフォローを獲得した。ファンの反応などを鳳凰網が伝えた。(searchinaより) 日本のAV女優「蒼井そら」(苍井空)が中国全土の若者たちの心をつかみブレイクしている。 自身の誕生日にあたる11月11日に中国のポータルサイト新浪(sina.com)でミニブログ(中国版Twitterサービス)を開設したところ1日で20万人ものフォロアーが殺到した。 中国では、蒼井そらをはじめ日本のAV女優の海賊版DVDが大量に出回っていて、若者たちの間では蒼井そらはセクシーアイコンとして絶大な人気を博していたようだ。 彼女のミニブログのフォロアーは、既に76万人に達しており、その人気を裏付けるとともに、最近の中国における社会現象の
四川省の遊園地にある偽ガンダムの巨大立像が問題化した時から想像はしていたが、こんな事態に立ち至っていたとは。こりゃ、どえりゃーことになっとるでー。 日本のマンガ・アニメ文化の中国席巻を報告した本書。ネタ元は中国人オタクによるネット掲示板への書き込みだ。 ガンダムブームにエヴァンゲリオン現象。『スラムダンク』はバスケ旋風を巻き起こし、『聖闘士星矢』は少年同士の恋愛を愛でる“やおい”に火を付けた。 この辺りまでは日本と同じだが、男の女装キャラは中国で「偽娘」なる独自ジャンルに発展してコスプレ大会が開かれるまでに。孫子を美少女の萌えキャラにした『孫子ちゃんの兵法』が日本で出版された時はかなりの好評だった。 「日本は嫌いだけどオタク文化は好き」と若者は言う。温家宝首相は「ウルトラマンなど見ずに国産アニメを」と訴える。日本による文化侵略だと難じる声もある。 尖閣諸島問題による日本たたきが盛り上がった
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