女性が家族の墓に隠していた指輪約1千万円相当を盗んだ疑いがあるとして、福岡県警城島署と久留米署は28日、住所不定、無職佐藤文也容疑者(50)を窃盗容疑で再逮捕し、発表した。「生活に困ったときに質入れしようと思っていた」と話し、容疑を認めているという。 発表によると、佐藤容疑者は2007年4月20日ごろから今年2月6日までの間に、同県久留米市の霊園内の墓に60代の会社員女性が隠していたキャッツアイ、オパール、ダイヤモンドなどの指輪計21点(計約1106万円相当)を盗んだ疑いがあるという。2月6日、住宅への侵入用具を持っていたとして軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕された際に指輪を持っていたため、容疑が判明したという。 女性は指輪を宝石箱に入れて、墓石の基礎部分にある石扉の中に置いていた。鍵はかけていなかったという。「先祖に守ってほしい」と家族に内緒でしまっており、同署から連絡を受けるまで盗難に