【北京=永井央紀】中国は広域経済圏構想「一帯一路」の沿線で相次ぐ親中政権の敗北に危機感を強めている。各国で中国支援がもたらす汚職や債務の問題に懸念が高まったのが原因で、習近平(シー・ジンピン)国家主席は新政権との関係構築を急ぐとともに、経済支援の手法を見直すよう指示した。米国との関係が悪化するなか、中国を支える「友好国」をつなぎ留めるのに必死だ。「中国は双方にとって有益な協力をモルディブと進め
頭に咄嗟に浮かんだドイツ語が”バームクーヘン”だったというのは、『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公碇シンジですが、私も知っているドイツ語は? と尋ねられたらおそらく咄嗟に”イッヒ・リーベ・リッヒ”か、”ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)*厳密にはアメリカのアイスクリームブランド”と答えてしまうこと間違いなしなレベルです。その程度のドイツ語リテラシーの低さなのですが、そんな私も過去ベルリンには、幸運にも2度DJで呼んで頂き、プライベートでの旅行を含め3度訪れたことがあります。 ドイツ語が話せない外国人にも優しいベルリナーとTR-808路面電車 そんな私のベルリンの感想は、端的に言って人間が優しい。ベルリナー(ベルリンっ子)は基本親切。これはもちろん人によるかと思いますが、私が旅の間に出会った人はみんな優しく親切。みんな、先述の私程度のドイツ語会話力レベルでも、恐らくドイツ語を流暢に話せ
児童婚というと、東南アジアや南アジア、中東諸国などにおける成人男性と10代の少女との結婚を想像するかもしれない。しかし、日本ではあまり報道されていないが、ヨーロッパの事例もしばしば報告されており、世界で広く行われている慣行と言える。 ユニセフでは児童婚を、18歳未満での結婚、またはそれに相当する状態と定義している。女子の場合、18歳以下であっても親の承諾などがあれば結婚が認められる場合もある。問題は、児童婚が本人の意思に反し大人の決定により強制的に行われるケースが多いことにある。また、ユニセフは、児童婚は子どもの権利の侵害であり、女子は暴力、虐待などの被害を受けやすいと述べている。そしていま、18歳未満での結婚を法律で認めているヨーロッパの国で、それを問題視する動きが起きている。 ◆水面下進められる結婚数は不明 世界的な人権団体「Girls Not Brides」によると、世界では18歳未
全裸文化は、1898年にドイツ西部のエッセンで「全裸文化協会」が立ち上げられたことに始まる。独メディア「ドイチェ・ヴェレ」によると、全裸文化は当初、ふたつの側面を持っていた。ひとつは健康管理の側面。 当時、都市部では近代化とともに人口が増加し、環境が悪化していた。その都市部から脱出して、全裸で自然の中で過ごすことは健康に良いとされた。 もうひとつは、イデオロギーの側面。19世紀末は真夏でも長袖やコルセットを着用しなければならなかった時代だ。その時代に、全裸文化は「社会の規範からの解放」という思想と結びついた。 こうして始まった全裸文化は、第二次世界大戦中も引き継がれた。公共の水辺における全裸文化が法的に認められたのは、ナチス政権下の1942年だ。ドイツ市民にとって全裸文化は身近だった。しかし戦後、全裸文化は東西ドイツにおいてまったく違う歴史をたどる。 西ドイツで抑圧の対象だった裸は後に反抗
2018年7月、インターネット上で「アフリカらしき場所で兵士が民間人を殺害する」という恐ろしいムービーが拡散されました。詳細な情報が含まれていないたった1本のムービーを手がかりに、イギリスの放送局であるBBCが虐殺の真相に迫った足跡を、Twitterで公開しています。 世界中に拡散した虐殺のムービーは、以下のツイートから見ることが可能。BBCによってムービー末尾の殺害シーンはカットされていますが、2人の女性と2人の子どもが兵士によって殺害されるまでの様子が捉えられています。殺害シーン自体はカットされているとはいえ、十分に刺激の強いムービーになっているため、苦手な人は無理に見ないよう注意が必要です。 This is the video that went viral. We’ve cut out the ending, but - WARNING – it’s distressing. pi
恋愛をモラルで断罪しないフランス人 日本では、2016年ごろから有名人の不倫に対するバッシングが相次いでいる。 フランスでも、民法212条で、夫婦は「相互に尊重し合い、貞節であり、助け合い、扶助し合わなければならない」と定められているが、人々の意識はかなり違う。カップルの半数は事実婚だが、結婚であろうと事実婚であろうと、「人の心は移ろうもの」という認識が社会全体に浸透しているように思える(*1)。こうした考え方をするのは、カップルの流動性が高いからかもしれない。 結婚とは制度化された「関係」にすぎず、すべての恋愛は「不倫」であった歴史が影響しているのだ。しかし、それだけではないだろう。どこか、恋愛をモラルによって断罪することへのアレルギーが感じられる。 その最たる例は、オランド元大統領の不倫事件における国内での反応だ。外国メディアとの違いを見てみよう。 2014年初めの1月10日、オランド
空港には安全面でシビアな基準が要求されますが、世界には目を疑うような環境下で運営されている空港も。危険をはらみながらも、迫力ある光景が繰り広げられています。 手を伸ばせば飛行機に届きそう!? 空港が担う一番大切な役割は、飛行機を安全に飛ばすこと。数ある交通施設の中でも、とりわけ安全面ではシビアな基準が要求されます。しかし、世界には目を疑うような環境下で運営されている空港があるのです。 たとえば、カリブ海に浮かぶセント・マーチン島。面積約88平方キロメートル、北側がフランス領、南側がオランダ領とふたつの国に統治されているこの島では、水着姿ではしゃぐ人々に、容赦なく飛行機が迫りくるというスゴイ光景が広がっています。 拡大画像 プリンセス・ジュリアナ空港に隣接するマホ・ビーチ。頭上すれすれを飛ぶ飛行機を撮影しようと人が集まる(画像:Sean Pavone/123RF) 島の玄関口であるプリンセス
【9月20日 AFP】スペイン東部バレンシア(Valencia)の港に古代ギリシャの陶器に描かれた性的なデザインをモチーフにしたオブジェが設置され、物議を醸している。 これら鉄製のオブジェは地元の芸術家、アントニ・ミロ(Antoni Miro)氏の手によるもの。作品の設置場所を管理している団体の広報によると、近く近隣にオープンする施設で同氏の個展が開かれる予定で、それに先立ち展示されているという。 しかし、子連れの家族もよく訪れる場所に性的に露骨な作品を設置するのは不適切だ、という声も一方で上がっている。 ミロ氏はAFPの質問に電子メールで回答。一連の作品は2007年に制作したもので、約2500年前に古代ギリシャ人が日常的に使用していた陶器に描かれていた絵をモチーフにしたものだという。 ミロ氏は作品について「私たちのルーツとの再会」と表現。作品は「愛を交わす行為」を表しており、「普通のもの
By Arslan 既存の出版会社を通さず、Amazonのオンデマンド出版サービス「CreateSpace」で自己出版した書籍がフランスの文学賞「ルノードー賞」の候補に選ばれました。まさに新たな出版の形を予感させるできごとであるわけですが、これについてフランス全土にある独立系の書店を代表する団体が、賞を運営する団体とAmazonに対して抗議の声を上げています。 SLF : Syndicat de la librairie française | Le SLF alerte les jurés du Prix Renaudot sur les conséquences de la sélection d'un livre autoédité par Amazon | http://www.syndicat-librairie.fr/le_slf_alerte_les_jures_du_pri
「個人の所有物であるはずの車が公共スペースを占領していいはずがない」ということで、街の中心地から車を排除した都市が存在します。交通渋滞や事故といった問題を抱え衰退傾向にあった街ですが、この計画が功を奏して人口が増加傾向に転じ、「こんなに住みやすい都市はない」と住民に言わしめるまでになっています。 'For me, this is paradise': life in the Spanish city that banned cars | Cities | The Guardian https://www.theguardian.com/cities/2018/sep/18/paradise-life-spanish-city-banned-cars-pontevedra 1999年、スペイン、ガリシア州の南西部に位置する都市・ポンテベドラの市長に就任したMiguel Anxo Fernán
難民支援団体「SOSメディテラネ」の活動を支援するため、フランス人アーティスト、サイープ氏が描いた少女がレマン湖に折り紙の舟を浮かべる巨大アート(2018年9月17日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【9月18日 AFP】スイス西部ジュネーブに、少女が折り紙の舟をレマン湖(Lake Geneva)に浮かべる様子を描いたランドアートが出現した。 作品は、フランス人アーティストのサイープ(Saype)氏によるもので、地中海で移民・難民の救助などに取り組むフランスのNGO「SOSメディテラネ(SOS Mediterranee)」の活動を支援するために制作された。面積は5000平方メートル、天然色素から作られた生分解性の塗料を使っている。(c)AFP
観光客処遇が「人権侵害」=中国、スウェーデン非難 2018年09月18日14時36分 【ロンドン時事】スウェーデンの首都ストックホルムを訪れた中国人観光客に対する警察の処遇が「人権侵害」だとして、中国がスウェーデン政府を非難し、外交問題に発展している。世界で最も人権意識の高い国の一つとして知られるスウェーデンだが、欧米諸国に人権抑圧を指摘される中国からの抗議の矢面に立たされている。 米国、ウイグル族拘束「懸念」=対中制裁の可能性も 発端は9月2日、ストックホルムを観光で訪れた中国人家族3人が、宿泊予定日の前夜にホテルに到着し、ロビーでの寝泊まりを要求したこと。ホテルは拒否して警察に通報し、居座ろうとする家族を警官が運び出した。 ソーシャル・メディアには中国人家族が「これは殺人だ」などと英語で叫びながらホテルから運び出される映像が投稿され、多くの人が視聴している。 中国政府は15日に声明を出
フランスのエマニュエル・マクロン大統領。パリのエリゼ宮(大統領府)で(2018年8月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / POOL / PHILIPPE WOJAZER 【9月18日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が求職中の若者に対し、レストランの仕事や建設業など求人需要が高い業種なら簡単に見つかると助言し、無神経だと批判を受けている。果たして、マクロン氏の発言通り、「通りを渡る」だけで本当にパリのレストランで働き口が見つかるものなのだろうか。 マクロン大統領はエリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)の一般公開日だった15日、庭園師として働きたいが仕事が見つからないという男性(25)と言葉を交わし、その様子を撮影した動画がソーシャルメディアで拡散した。 男性が「履歴書を何通も送っているが、まったく職に結び付かない」と話すと、
東京国税局が豪州の税務当局に租税条約に基づく徴収共助を要請し、日本で贈与税を滞納していた豪州人男性の預金から約8億円を徴収していたことが、関係者の話でわかった。税金滞納者が保有する国外財産から滞納分を徴収するのは難しく、日本の国税当局が海外当局の協力で億単位の税金を徴収したのは初めて。 関係者によると、豪州に住む男性は数年前、日本在住の親から数十億円の贈与を受けた。相続税と贈与税について規定する相続税法では、日本の居住者から財産を相続したり、贈与を受けたりした場合、双方の国籍やその財産が国内か海外にあるかを問わず、日本で相続税や贈与税を納める義務が生じる。 しかし、男性は税金を納めず、東京国税局の複数回の催促にも納付を拒否。同国税局は日本にあった男性の預金を差し押さえる形で一部を徴収したが、延滞税などを含めた約8億円が未納のままとなった。
オートバイの国際レース「MotoGP」に参戦していたライダー、ロマーノ・フェナティが、走行中のライバルマシンのブレーキを握るという暴挙に出て、世界中のファンや関係者から非難を浴びています。 ライバルマシンのブレーキに手をのばすフェナティ フェナティは自身のTwitterとホームページで声明文を出して謝罪(画像は公式Twitterより) 危険行為があったのは2018年9月9日にイタリアにあるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われたMoto2クラス第13戦サンマリノGP。フェナティはマリネッリ・スナイパーズ・チーム所属でこのレースに出場していました。 妨害されたライダー、ステファノ・マンツィは直前にフェナティを抜こうとして接触してしまい両者ともにコースアウト。これにフェナティは激高して我を忘れたのか、先に復帰したマンツィを追いかけ、バックストレートで右後方から接近して並ぶと
ここしばらく、ミャンマーにおける「少数民族」ロヒンギャに対する暴力が世界的な問題となっている。民族なのか宗教なのか、そもそもロヒンギャが何なのかについてもまだコンセンサスは無いようだが(私も正直良く分からない)、あるマイノリティ集団に対して多数派が、民族浄化に近いことを行っていることは事実らしい。 こうしたロヒンギャの活動家たちは、ミャンマー軍等による彼らへの暴力の記録をFacebookに載せて告発していたのだが、彼らのアカウントはFacebookによって凍結・削除されてしまった(Daily Beastの記事)。Facebookに抗議したところ、ロヒンギャは「危険な組織」に指定されたので削除した、との返答があったようだ(The Hinduの記事)。記事中にもあるように、ミャンマーにおいては「Facebookがインターネット」らしい。だからFacebookから消されるということは、言論による
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