体育座りする座敷童子(わらし)!! 福島県の老舗旅館で、ついに座敷童子が写真撮影された。存在する家や見た人に幸福をもたらすといわれてきた民話の世界の主役が確認されたことになる。ホラー作家の山口敏太郎氏が入手したもので、野外で撮影されるのは極めて珍しいという。撮影に至る顛末(てんまつ)までをリポートする。 座敷童子といえば、いまも実在が囁(ささや)かれている妖怪である。主に東北地方に多く伝承され、旧家に出没するといわれている。性別は男女両方あり、ほとんどが子供の姿形をしている。 座敷童子が出現する宿として、もっとも有名なのが岩手県・金田一温泉の旅館「緑風荘」である。座敷童子に会いたいという宿泊客が数年先まで予約しており、座敷童子が現れるとされる部屋には人形などたくさんの供え物が置かれている。 実際に、座敷童子の出る部屋に泊まって幸せになった人は多数存在する。なお、座敷童子が現れる宿は「緑風荘