AI(人工知能)時代の本格的な到来を迎え、産業界ではディープラーニングなどいわゆるソフトウエアの最先端の知識・スキルをもったエンジニアの争奪戦が起こると言われている。 自動車産業も自動運転の開発ではAIとクルマの融合が重要になり、クルマはますますソフトウエアの塊になるだろう。 こうした中でマツダが、これまで日本企業では類を見ないような画期的なエンジニア採用システムを今年から導入した。 マツダが手を組んだシリコンバレーの最先端教育企業 その概要は、マツダが求めるエンジニア像、技術の水準を、オンライン教育会社である米シリコンバレーのユダシティに開示して共同で教育プログラムを開発、その教育を受けた人材を採用していくというもの。人材のミスマッチを防ぎ、即戦力を採用する狙いがある。 マツダ向け教育プログラムを開発するユダシティは、2011年にグーグルで自動運転担当役員を務めていたセバスチャン・スラン