『Y Combinator Demo Day』に見る日米のシード　プログラムの比較 〜事業トレンド、サービス完成度、ピッチスタイルの実 　情とは？〜 Globis Capital Partners パートナー 高宮慎一様 Q. 気になる大きなトレンドはあるか？ 高宮氏 今年気付いたことをまとめるといくつかのカテゴリーに分けられる。 カテゴリー的には、「クラウドファンディング」「レビュー比較型」「余剰キャパシティの最適化」「クラウドソーシング」「コラボ系のコミュニケーションツール」「決済」「EC」「教育」など。 ピッチが短くて2分半とかなので、キャッチーな考えで来ている。 ・「クラウドファンディング」 ・ 「クラウドソーシング」 ・ 「余剰キャパシティの最適化」 この辺は大成功している企業はニッチなところが多く、 小さい案件が多かった。 シリコンバレーでY Com以外の人とも話し

経営者にも求められるプログラミングスキル 昨今、ソーシャルアプリ市場の拡大やスマートフォンの普及が進んだことによって、エンジニアの存在が重要視されるようになりました。特にIT企業においてのエンジニアの価値は非常に高くなっており、サイバーエージェントの藤田社長も「エンジニアの採用費はいくらかかってもいいから採用したい」と漏らしているほどです。 そして、そのエンジニアが持つプログラミングスキルはIT起業の経営者にも求められるような時代となりました。では一体、それはなぜなのでしょうか？ 経営的な判断力が身につく ■エンジニアの気持ちを理解することが出来る 　よく言われる問題としては、エンジニアと非エンジニアが上手くコミュニケーションを取れないということです。ドワンゴで最近話題となった「女子マネ弁当」の際も指摘されていましたが、そういった事態が進んでしまうと組織としての連携が取れなくなってしまいま

ソフトバンクグループ・ヤフージャパンを創業し、世界を代表する日本の起業家となった孫正義氏。最近では米国3位の通信会社であるスプリントを買収するなど、世界展開を加速させています。今回は、様々な困難を乗り越え、会社を成長させてきた孫正義氏からベンチャー企業が生き抜いていく方法を学んでいこうと思います。 「危機感」がベンチャーを成長させる “のほほんとやっていたら、あっという間につぶれてしまうのがベンチャーです。ベンチャー企業イコール危なっかしいってことです。” ＜出典：孫正義の名言 厳選集 - 名言DB＞ ベンチャー企業は売上をあげるまで非常に苦労をし、「このままで大丈夫だろうか」と常に危機感を持ちながら経営していることだろうと思います。しかし、一度売上をあげ始めると「よし、いけるぞ」と今まで抱えていた危機感が吹き飛び、ちょっとした安心感さえ芽生え始めます。その安心感がベンチャー企業にとっては

幾度となく、苦しい時期を乗り越えてきた30代の起業家。彼らは一体、日々どのようなことを考えているのだろうか。先日、Samurai Startup Islandにてサムライインキュベート代表である榊原健太郎氏の著書・『20代の起業論』の出版記念イベントが開催され、「30代の起業論」をテーマに30代を代表する起業家がそれぞれの思いを語った。 ＜登壇者＞ 株式会社gumi 代表取締役 國光宏尚氏 株式会社nanapi 代表取締役 古川 健介氏 株式会社VOYAGE GROUP 代表取締役 宇佐美 進典氏 ピクシブ株式会社 代表取締役 片桐孝憲氏 株式会社トライフォート 代表取締役CO-Founder/CEO 大竹 慎太郎氏 「不条理」なんか乗り越えていけ 國光氏： 結局ね、 世の中は不条理だらけなんだから、そんなことをいちいち気にいていたら何もできなくなってしまう。不条理をどう乗り越えてい

20代の過ごし方はとても重要だ。仕事が軌道に乗り始める30代を、より充実したものにするための準備期間だからだ。後悔しない30代、40代を過ごす上で、どのように20代を過ごすか、というのは非常に大切なポイントなのだ。ではどのように過ごせば自分のなりたい30代になることができるのだろうか。30代を自分らしく生きている人がどのような意識をしていたのかをまとめた。 家入一真さんの場合 -「起業をしておけ！」 「若いうちに起業しておけ！」というのが起業家である家入さんの口癖だ。自分で何かを作る。自分に責任を課す、というのが成長への一番の近道だということなのだろう。20代が何故大切なのかと言えば、何かした際に必ず成功するからでも、素晴らしいアイデアが思い浮かぶからでもない。何かを成し遂げる上で一番重要な「行動力」を持っているからなのである。家入さん自身、21で起業している。しかし、彼の言う「起業」とい

「デザインとは、単なる視覚や感覚のことではない。デザインとは、どうやって動くかだ」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-スティーブ・ジョブズ デザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現すること。デザインとアートかよく間違われることがあるが、デザインは人によく見せるための技術であり、ものをよく見せるための技術。明確な目的、ターゲットがいて作り手側の意図を伝えるために行うもの。アートは、自己表現であり人に伝わらなくても良い。明確なターゲットや目的はなく、芸術的感覚によって造形されたもの。 デザインを広義にとると、コンセプトの具現化、人間の行為をより良いかたちにするための「設計」「計画」のこと。デザインを狭義にとると、設計を行う際の形態、特に図案、模様、レイアウト等の計画造形行為とそのディレクションンのこと。視覚、空間、機能、そ

最近注目されているリバース・イノベーションとは、「グローカライゼーション」 とは、全く異なる概念で、新興国において、 ゼロから現地ニーズに合致した製品開発を行う戦略のこと。つまり、現地でも、 イノベーションを取り入れ、現地なりの最適な製品設計を行うという考え方。そこで今回はGEを事例にリバース・イノベーション戦略を読み解いていこうと思います。 GEのグローバル戦略の捉え方 ＜グローカリゼーション＞ 　優れた製品を自国で開発し、地域特性に合わせて一部改良していく。またコストの最小化に不可欠なグローバル化と市場シェアの最大化に必要なローカル化のトレードオフを最適化する戦略。この戦略の時代背景には、先進国が市場全体の大半を占め、その他の国には大きなビジネスチャンスがなかった時代。 組織構造は、中央集権的で製品中心の組織構造と経営慣行と損益責任は、先進国に本部を置く各グローバル事業ユニットが統括。

「初速」を意識する スピードがあるかないかで残酷なほどに明暗が分かれる。頼んだことを1週間でやる人と、1日でやる人のどちらが良いだろうか？一日で何かしらのアウトプットをすると、クオリティが低かったとしても修正が可能。まずはスピードを意識する、その次にクオリティを意識すること。初速の違いで、経験の量と思考の質に大きな差が生まれていく。 海外で働く機会が多かったが、インドの人達はクオリティは低いかもしれないが、とにかく仕事をこなす時間は早い。日本は良い意味で真面目で完璧な答えを追い求めようとする。しかし、今のダイナミズムで考えると、まずは60点でも良いから成果を出してみること。成果を出すと、明確なアウトプットが出るからフィードバックがもらえる。良いものであれば評価をいただくこともできる。 今は変化に敏感な時代で、多くの情報に触れている。昔は言われたことを、ただこなせば良かったかもしれないが、

これからの日本は、1から5で評価すると「1」 マッキンゼーに勤めて、ダメで、ビジネススクールに行って、また戻ってきたの。その後、9年間もう一度マッキンゼーで働くも、熱病に掛かってしまい、DeNAを創業。DeNAでは、オークションや決済、50歳以上専門のSNSなど、Mobageやベイスターズ以外にもやっています。Mobageでは、まずゲームで世界一をとるために挑戦をしています。 今日は進路について考えようということで、お話しようと思います。そもそも「ベンチャーの選択」という言葉がよくわからなくて、いわゆるベンチャーのいくつかの要素に惹かれて就職するわけじゃない。だからそれをどう選ぶかをお話します。 皆さん、これからの日本を1〜5で評価するとどれだと思いますか？ （会場はわりと楽観的な評価） 私は、1だと思います。暗くなる必要はないし、やりようはあるが簡単ではない。 世界での相対的な位置はどう

【はじめに】 「KKDは卒業しよう」 KKD=経験、勘、度胸 これは、しっかりとしたプロジェクトマネジメントの体系をバックグラウンドにしてプロジェクトを回していこうという考え方とは対局にある。 論理的なバックグラウンドは無視したやり方。 【PMBOK(R)とは？】 PMBOK(R) →Project Management Body of Knowledge 日本語にすると、「プロジェクトマネジメントの知識体系 」 ・大規模プロジェクトには、とても有効 ・小さなプロジェクトにはOver Spec？ ・使えるところを使ってください！ 「9つの知識エリア」 ・統合マネジメント ・スコープマネジメント ・タイムマネジメント ・コストマネジメント ・品質マネジメント ・人的資源マネジメント ・コミュニケーションマネジメント ・リスクマネジメント ・調達マネジメント 【プロジェクトとは】 ・PMBO

■スタートアップ側のホットトピックス 1. スマホコマース市場の競争激化 2. キュレーションメディアの勃興 3. キャッシュポイントが明確なCtoC 4. 需要が確実なツール&マネー系サービス 1. スマホコマース市場の激化 オークション型：Fril、パシャオク GILT型：Monoco スマホでユーザー行動が変化し、市場が拡大すると予測。 オークションだと、ヤフオクは使い方が分からず面倒くさい。 しかし、スマホなら、その場で写真を撮ることができ、手軽に使える。