この記事は、フロリダ州立大学のアンダース・エリクソン教授の30年間に渡るスポーツ、音楽、チェスなど様々な分野における『超一流』とされるプロフェショナルに対する研究とロチェスター大学のエドワード・L・デシ教授の動機づけに関する研究を主に参考として論じます。 60秒でわかるこの記事の概要 生まれながらの天才は存在せず、IQも関係ない。超一流/一流/二流/三流を分けるのは『練習時間と練習の質だけ』である。 質の高い練習(限界的練習法)を長期間に渡り行うことによって最も変化するのは『脳』。MRI画像を用いた調査により対象分野に適応した脳の変化が能力の正体だとわかった。 身体的特徴(身長・骨格など)以外には才能といえるものは発見できず、トッププレイヤーに共通する遺伝的要素もない。短い時間で超一流になった例は存在しなかった(天才といわれるモーツァルトも誇張されていた)。伝統と歴史ある分野で成功するには
