地方から突然変異のようなパンクやエモ、ポスト・ハードコアが聴こえてきたのは2010年代半ばのことだ。安孫子真哉(ex銀杏BOYZ)の牽引するオルタナ・レーベル、KilikiliVillaから飛び出してきた苫小牧のNOT WONK。そして五味岳久(LOSTAGE)のプロデュースによってアルバム『LOVE』(2016年)を発表し、急速な勢いで全国に浸透していった奈良のAge Factory。90年代パンクをリアルに知る先輩バンドマンが口を揃えて〈若きバケモノ〉と絶賛する彼らだが、同じく94年生まれのフロントマンたちは、過去のオルタナ・リヴァイヴァルを目論んでいるわけではない。NOT WONKは独立独歩にこだわりながらもいまやスイートなソウルを咀嚼する進化を見せているし、Age Factoryは全国の大型フェスを席巻しながら昨年リリースした最新作『GOLD』でよりスケールの大きなロックに近づいた
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