勘違いしている方も結構多いと思ったので、これの解説。 JSをプロトタイプベースのオブジェクト指向言語って言うの誤解しか産まない気がしてきた— anatoo (@anatoo) 2015, 5月 3 ウェブ上の記事を眺めていると、JavaScriptをプロトタイプベースのオブジェクト指向言語(以下OOPと書く)と説明している例がよく散見される。この書き方は間違ってはいないかもしれないが、もはや誤解を生むだけである。 そう言う理由には、ES6からはclass構文があるため、通常のクラスベースのOOPと一切何も変わらなくなっているからというのがある。だが最も大きな理由は、JavaScriptはプロトタイプベースのOOPの中でも異端であり、本来のプロトタイプベースのOOPとはあまり似ていないからである。 JavaScriptでは、new演算子を使ってオブジェクトを生成したり、prototypeオブ