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ブックマーク / note.com/sa_to_ru (7)

  • 行動すべき時〜Alphabettesの記事から|Satoru Kimura

    記事は、文字・書体に関わる女性の団体『Alphabettes』の記事から、6月14日のエントリ「行動すべき時。(It’s time to act)」を翻訳したものです。 記事にもあるとおり、同団体は先ほど5周年を迎えたばかり。記念エントリによれば、会費もスポンサーも理事会もない組織形態で、その活動は必ずしも会員の賛成するものばかりとは限らないそう。主な活動は、相互メンターシップ、書体デザインとレタリングの助言を与えるAlphacrit、リアルイベントの開催、そしてこの記事を含むおおくの小論・記事。 2020年6月。合衆国だけでなく世界中に人種間公正を求める激しい運動が広がる中、同サイトに投稿されたこの記事はおおくの反応を引き起こした。強い賛意とともに自身の行動の変更を宣言する人もあれば、是々非々に「それはできない」と(特に4番目の項目について)否定的な声をあげる方ももちろんたくさんいた。

    行動すべき時〜Alphabettesの記事から|Satoru Kimura
  • Type Directors Clubが揺れている|Satoru Kimura

    Type Directors Club(以下TDC)という団体がある。ニューヨークを拠点としており、1946年に設立され非常に長い歴史を持つ著名なタイポグラフィの団体だ。同団体が揺れている。 合衆国で人種差別撤廃や社会的公正を求める社会運動が激しくなっていることはご存知のとおり。書体やタイポグラフィもこの動きと無縁ではない。この夏、TDCで起きていることを簡単にまとめる。 5月末、TDC理事長にElizabeth Carey Smith(エリザベス・カレイ・スミス)さんが就任。 6月初旬、同氏はTwitterでGill Sansの使用をやめるとツイート(すでに削除)。賛同の声が集まる。 (Gill Sansをデザインしたギルは、後年の調査で娘や親類に対し性的虐待をしていたとされている。参考:Fiona MacCarthy on Eric Gill's life and art | Art

    Type Directors Clubが揺れている|Satoru Kimura
  • タイ文字のループレス系書体の変遷—ATypI 19 Tokyoから|Satoru Kimura

    昨年9月に開催された、ATypI 19 Tokyoの講演から。プロンパン・スクスメク(Promphan Suksumek)さんによる『タイ文字のループレス系書体の変遷』を紹介したい。なお、翻訳して字幕をつけておいたので、おいそぎの向きは動画を直接どうぞ! タイ文字をみたことのある人は多いとおもう。 タイ文字はブラーフミー系のひとつで、つまりインド周辺にたくさん存在する書記系と親戚関係にある。 その造形状の特徴はなんといっても「ループ」の存在だ。文字のいろんな箇所にちいさな「○」がくっついている。タイの友人たちにきくと、おどろくべきことにこのループは読み書きにはさして必要ではないのだそうだ。 プロンパン・スクスメクさんのFlickrから ループレスは現代的で「西欧文化風」のイメージがある。つまりひらたくいえば、ラテン文字とよく調和するため、広告などを中心にひろく使われている。 日をふくめた

    タイ文字のループレス系書体の変遷—ATypI 19 Tokyoから|Satoru Kimura
  • ジョナサン・ヘフラーさんの書体デザインTwitterアドバイス|Satoru Kimura

    Netflixの人気シリーズ「アート・オブ・デザイン」にも出演した、超有名な書体デザイナーのジョナサン・へフラーさんが、Twitterで書体デザインへのアドバイスをすごい勢いで投稿していたので紹介したい。Hoefler&Co.アカウントがへフラーさん。(要点だけ抜粋して書きます。「」で書いてても超意訳です) ※トップ画像はへフラーさんのツイートより posting by request. Working on the full lowercase so this is just typeset to show context pic.twitter.com/mOdW75qRAX — Jessica Hische (@jessicahische) February 21, 2020

    ジョナサン・ヘフラーさんの書体デザインTwitterアドバイス|Satoru Kimura
  • ジャック・ストファカーの実験的タイポグラフィ|Satoru Kimura

    (タイトル画像はLetterform Archiveの記事から) 木活字印刷の実験的作品で著名な、アメリカの印刷家でアーティスト、ジャック・ストファカー(Jack Stauffacher)の作品集が、クラウドファンディング中だ。クラウドファンディングとはいってももう成立してしまっているので、おちついて予約することができる。発行は2015年のオープン以来、レタリングアートのすばらしいコレクションを各所で公開してくれているLetterform Archive。 →14歳のころ、通販広告で小型の活版印刷キットをみて、購入。人生が決まる。 →高校時代に自宅の裏庭に小屋を建て、「グリーンウッドプレス(Greenwood Press)」印刷所を開設(!?)。20歳で書籍の印刷をはじめる(ここにある図版、うつくしい…)。 →第二次大戦中は地図作成担当として従軍。 →アヴァンギャルド映画作家だった兄の影響

    ジャック・ストファカーの実験的タイポグラフィ|Satoru Kimura
  • アトランティック誌のリデザイン|Satoru Kimura

    アトランティック誌(The Atlantic)は、The New Yorkerと並ぶ、アメリカ、あるいは英語圏を代表する雑誌のひとつだ。162年もの歴史をもち、現在は主に政治文化を扱う。同誌は今月発売の12月号から、アイデンティティと誌面デザインをおおきく変更している。このリデザインは同誌のクリエイティブディレクターで著名なブックデザイナー、ピーター・メンデルサンド(Peter Mendelsund)が率いるチームが行った。この作業は162年に渡る同誌の調査に基づき、読書体験を重視して行われた一方で、スマートフォンアプリやSNSでの動作も考慮され、特徴的な大文字のAを突出させたロゴデザインが選ばれた。また、初期に使われていたScotch Roman(英国風のモダンローマン書体。同国で広く使われている)を参照したあたらしい書体、Atlantic Condensedも開発された。 同12月号

    アトランティック誌のリデザイン|Satoru Kimura
  • 映画『ジョーカー』のロゴは、本当に木活字印刷で制作されている。|Satoru Kimura

    The Vergeに映画『ジョーカー』のロゴ制作プロセスが紹介されている。ロサンゼルスのデザイナー、チャド・ダニーリー(Chad Danieley)さんによるものだそう。以下、おもしろかったところを抜粋。 ダニーリーさんはかつて、『博士の異常な愛情』のタイトルシーケンスをデザインした、パブロ・フェロ(Pablo Ferro)のもとでインターンをしてたとのこと。フェロはフォントの上から書き重ねるスタイルで作業しており、ダニーリーさんのスタイルはここからの影響がおおきいそうだ。 ダニーリーさんは、木活字で印刷したものをスキャンして加工することもあれば、Illustratorでデザインしたものをプリントして活字やレトラセットで追加の加工をするなど、アナログとデジタルを行き来しながら制作するとのこと。 Illustratorで普通にデザインしようとしたけど、2日後には木活字に切り替えた。木活字でつ

    映画『ジョーカー』のロゴは、本当に木活字印刷で制作されている。|Satoru Kimura
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