連合の神津里季生会長は5日の記者会見で、一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の創設について「必要性を全く感じていない」と強調、政府が今月召集の通常国会で提出予定の働き方改革関連法案から除くよう求めた。 安倍晋三首相は通常国会を「働き方改革国会」と名付け、法案成立に意欲を示している。神津会長は「本来なら昨年秋の臨時国会で議論されていたはずだった。長時間労働是正を一刻も早く実行に移すべきだ」と述べ、法案の柱である残業時間の上限規制を早期に導入するよう求めた。
![高プロ制度「必要性全くない」 連合会長、働き方法案で:どうしん電子版(北海道新聞)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d191a99b90fb67bc8c6f870682cdee9e4fb99ac3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.hokkaido-np.co.jp%2Ffiles%2Fimage%2Flogo.jpg)
連合の神津里季生会長は5日の記者会見で、一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の創設について「必要性を全く感じていない」と強調、政府が今月召集の通常国会で提出予定の働き方改革関連法案から除くよう求めた。 安倍晋三首相は通常国会を「働き方改革国会」と名付け、法案成立に意欲を示している。神津会長は「本来なら昨年秋の臨時国会で議論されていたはずだった。長時間労働是正を一刻も早く実行に移すべきだ」と述べ、法案の柱である残業時間の上限規制を早期に導入するよう求めた。
安倍晋三首相は5日昼に首相官邸で開いた政府・与党連絡会議で「次の通常国会は働き方改革国会」とした上で「歴史的な労働法制の大改革に挑戦する」との考えを述べた。「子育て・介護など
雇用契約の無期転換、4月実施=自動車に回避の動きも 4月以降、有期契約が通算5年を超えた労働者は、希望すれば定年まで働ける無期契約へ転換できるようになる。労働者にとっては雇用契約打ち切りの不安がなくなり、生活の安定につながる。企業は制度や就業規則を作るなど対応を急ぐが、自動車大手など一部では回避の動きもみられ、問題となっている。 雇用無期転換、7社できず=自動車10社調査-厚労省 「無期転換ルール」は2013年4月に施行された改正労働契約法に盛り込まれた。専修大学法学部の長谷川聡准教授は「雇用が安定し、会社に物を言える余地も出てくる。労働者にとってメリットは多い」と評価する。 企業の対応としては、有期と同様の条件で無期契約に切り替える事例が多いとみられる。新たに勤務時間や地域を区切った「限定正社員」を設けたり、正社員に登用したりするなど、無期転換を契機に、正社員と非正規社員の格差是正に取り
悪質な客による店への苦情をめぐるトラブルは後を絶たない。苦情がエスカレートする客は「モンスター・クレーマー」と呼ばれ、犯罪に至ったケースもある。企業の労働組合で作るUAゼンセンは、流通・サービス業で悪質なクレームを受けた従業員は約7割に上るとして、厚生労働省に対策を求めている。 大阪市中央区の大丸心斎橋店で平成20年、高級婦人服を購入した女が「イタリアブランドなのに、なんで中国製なんだ」などとクレームをつけ、トイレや婦人服売り場など3カ所に放火した事件が発生。数日前から執拗(しつよう)に商品の返金を求めていたといい、大阪地裁は現住建造物等放火などの罪で有罪判決を言い渡した。 愛知県では、クリーニングに出したシルクシャツの仕上がりに「風合いが悪い」などとクレームを付け、100万円の弁償を求めた母親と息子が同年、恐喝容疑で逮捕された。弁償を拒否したクリーニング取次店を、親子は「今後の代金を一生
県の包括外部監査人(品田和之公認会計士)は五日、本年度の県立学校の業務を調べたところ教員の労働時間把握や勤怠管理が不十分で、外国語指導助手(ALT)の雇用方法も変更すべきだなどとする報告書を発表した。県教育委員会は二〇一八年度中に改善の方針を公表する。 報告書は、県教委が実施している労働時間に関するアンケートの記入も教員の負担になる上、自己申告では正確に分からないと指摘。情報通信技術(ICT)やタイムカードなどで客観的に把握し、集計するシステムを構築する必要があるとの意見を付けた。 また、抽出調査した十三校のうち五校が、業務時間外の教職員の出入りをチェックする「時間外登下校簿」を作成していなかった。報告書は「服務規定に違反し、労務管理、安全確保の観点からも適切ではない」とした。
東京電力福島第一原発事故に伴う福島県飯舘村の除染現場で、防水用の内袋を閉めていない手抜き除染袋(フレコンバッグ)が大量に見つかった問題で、同様の手抜きフレコンが村の他の現場や、福島県内の別の自治体でも発生していることが、本紙の調査や元作業員らの証言で分かった。一部では汚染された疑いのある雨水が外に漏れているのを確認。早期の帰還を願う住民や現場の作業員にとって高い安全性が求められる除染事業が揺れている。 (坪井千隼) 本紙は昨年十月末~十二月、国発注の除染事業で現在もフレコンが置かれている福島県内の七市町村、計二十カ所の仮置き場や除染現場を調査。敷地外から作業状況や袋の状態をチェックするなどした。 うち南相馬市の「希望の牧場・ふくしま」で十月二十八日、牧場管理者の了解を得て、汚染土壌などが入った百袋の外袋を開けると、三十二袋は内袋が閉まっておらず中身が露出。ほとんどが内部に雨水がたまり、汚染
東京電力福島第一原発事故以降、福島県飯舘村で実施された除染事業で二〇一五年十月、汚染土壌を詰めた二重構造の除染袋(フレコンバッグ)のうち、防水機能のある内袋が閉められていないものが千袋、見つかっていた。雨水などが浸入し、汚染水として漏れる恐れがある状態。扱った特定業者のみの手抜きとされ、千袋を詰め直したが、当時の作業員は手抜きは他業者もやっていたと証言した。未発見の手抜きフレコンが今も大量に放置されている可能性がある。 (坪井千隼、小沢慧一) 問題の除染事業は環境省が発注し、大手ゼネコン大成建設などの共同事業体(JV)が受注。一五年一月から一七年三月まで飯舘村で行われた。関係者の内部資料によると、一五年十月、飯舘村比曽地区の除染現場で出たフレコンを地区内の仮置き場に搬送中、一部のフレコンから水がにじみ出ているのが見つかった。 調べたところ、内袋が閉まっていなかった。黒い外袋は水を通すため、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く