サザンオールスターズの“TSUNAMI”。シングルCDの売り上げが300万枚近くに達した平成を代表するヒット曲です。しかし、この曲。東日本大震災の被災地では、ラジオ局などで長い間あまり流されてきませんでした。内容は失恋の切なさなどを歌ったバラードで、タイトルだけが「ツナミ」です。でも、「津波を連想させる」「被災者がつらい思いをしてしまうのではないか」。こうした理由で被災地で聴く機会が少なくなってしまいました。しかし、震災から8年がたった今月初め。被災地の複数のラジオ局がこの曲を流したのです。“TSUNAMI”をめぐる人々の葛藤や思いを取材しました。 (社会部記者 杉田沙智代) 福島市の「ラジオ福島」でアナウンサーをしている大和田新さん(63)。震災が起きた日は夕方から生放送を開始。被災者に情報を伝え続けました。その後もみずから各地の被災者を取材し、被災地に寄り添った放送を続けてきました。
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