先日の記事「古典的微分幾何・ベクトル解析のモダン化: ダイレクトインデックス記法」で、上付き・下付き添字の説明をしたのですが、説明の対象である上付き・下付き添字以外に、上付き・下付き添字の記法を大量に使っている事実に気が付きました。随分とひどいオーバーロード〈多義的使用〉だわ。「過度のオーバーロードはやめよう」と主張している僕としては、ちょっと愕然としました。 僕自身が上付き・下付き添字をどんな目的で使っているかを解説することにより、反省の材料にしたいと思います。また、「古典的微分幾何・ベクトル解析のモダン化: ダイレクトインデックス記法」の分かりにくい記法への補足説明でもあります。 「古典的微分幾何・ベクトル解析のモダン化: ダイレクトインデックス記法」と強く関係している節(第5節です)を読み流してもらえれば、上付き・下付き添字記法がどのように使用されているかの調査報告(ただし、サンプル