2008年4月にデビューしたキャプテンミライさんこと、キャプミラPには殿堂入り曲がない。埋もれているわけではない。良曲としてリスナーに見出され、ヒット曲となり、チャートアクションも悪くはなかった部類に入る。キャプミラP自身もシーンでは著名なPであり、メディア露出も少なくない。しかし現在のところ、多くて7万回再生、少ないと1万回そこそこである。どの曲も殿堂入りの基準である10万回を超えていない。僕はキャプミラPのファンである。ipodにはほぼ全ての曲がぶち込んであり、ボーマスなどで発売されたCDはすべて購入している。1stの『幻想論』は今も愛聴盤であり、ボカロと人声との融合を目指した『夜の散歩』はもっと多くの人に聴かれるべき作品だと思っている。キャプミラPの作品を高く評価しているリスナーは多くいるだろう。しかしである、なぜか殿堂入り曲がない。今回はその原因を突っ込んで考えてみたい。 通好みの