発刊からずいぶん時間が経ってしまったのですが、梅田望夫さんのウェブ・ブック「生きるための水が湧くような思考」、および梅田さんが「合わせて読んで欲しい」とブログでおっしゃっていた「シリコンバレー精神・文庫のための長いあとがき(60枚!)」を読了しました。かなり濃く深い内容でしたのでかなり時間を要しましたが、読後に私が考えたことを書いてみたいと思います。みなさんも「生きるための水が湧くような思考」を是非ご一読下さい。 「生きるための水が湧くような思考」が指し示してくれるもの 梅田さんはいつも自分の存在を「炭鉱のカナリア」に例えられます。時代の「見晴らしのいい場所」に立ち、時代がどういう方向に向かっているのかを先んじて指し示す役割。これが「炭鉱のカナリア」。「時代の変化」というものは、実際その変化が起こっている時にははっきりと認識できないもの。ある時点で立ち止まり、過去を振り返り、現在と過去の比