作家デビュー40周年を記念して、著作85冊が一挙電子書籍化され、iBooksで登場しました。85冊を合本にした「山川健一デジタル全集Jacks」も同時発売。この全集は、幻冬舎とAppleのコラボレーションで実現しました。 太宰治論を幻冬舎新書で書くことになった。 というか、今、書いてます。 新書のタイトル案は── ↓ 『太宰治、ダメ人間と女達』 このタイトル、どうかな? 新書1冊で太宰治のすべてを描くのは無理なので、太宰の恋愛だけに絞った本にしようと思ったのだ。 それでも的を絞り切るのはたいへんなので、すべての女をまず二種類に分けた。 一つは、平気で鉄面皮な嘘をつきまくる女で、これが「鉄子」タイプ。 「鉄子」はなぜ嘘をつくのだろうか? それは、彼女に企みがあるからだ。「鉄子」にはいい意味でも悪い意味でもエゴに支えられた人生の目的があり、どうしてもそれを達成しないと気が済まない。だから嘘をつ
![『猫とぼくと太宰治論』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72fa1e4ca016bd1a95cd78dc2a7a3fc606dd2aed/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.ameba.jp%2Fuser_images%2F20090906%2F05%2Fyamaken%2Ff9%2Fd0%2Fj%2Fo0640048010247829491.jpg)