石巻、東松島などの廃棄物焼却灰 大崎で受け入れ開始 最終処分場に運び込まれた沿岸被災地の焼却灰 宮城県大崎地域1市4町で組織する大崎地域広域行政事務組合(管理者・伊藤康志大崎市長)は15日、東日本大震災により石巻、東松島の両市と女川町で発生した廃棄物の焼却灰の搬入を始めた。7月中旬までの3カ月間で5000トンを受け入れる。 初日の搬入作業には、同事務組合や大崎市、県の関係者、地元住民ら約30人が立ち会った。 石巻市内の2次仮置き場からトラックで運ばれた焼却灰は、大崎市岩出山池月の大崎広域西部玉造クリーンセンターで車両周辺の放射線量を計測。国の基準を下回っていることが確認された後、近くの最終処分場「大崎西部環境美化センター」に梱包(こんぽう)されたまま埋め立てられた。 作業は平日のみ行い、1日当たり約100トンを搬入する。安全確認のため、同事務組合は処分場敷地内の放射線量を週に1回、放