本校は、札幌市に隣接する全校生徒920人、全日制普通科24学級の大規模校である。蔵書は約3万冊。平日は午前8時から午後6時まで開館しており、昼休みは生徒たちの憩いの場として、放課後は学習の場として大いに活用されており、教職員も気軽に出入りしている。 地域開放の一環として、年3回「学校図書館講座」を開催し、北海道にゆかりある著名人を招いての講演会を生徒とともに運営している。 本校の図書館には、総合百科事典『ポプラディア』(ポプラ社)が8セット揃っている。毎年の予算をやりくりし、1テーブルに1セットあるよう購入を続けた。 書架には2セットのみ並べ、残りはブックトラックに並べているため、本の移動もスムーズである。 授業における図書館利用は、年々増加傾向にある。これまで、国語、日本史、地理、英語、保健の授業の中で図書館は利用されている。本稿では、日本史の授業実践を取り上げてみたい。 私が